自民党の茂木幹事長が「公費でドスケベパーティー」を叱責できぬワケ。裏金・会食・接待文化、パリピ自民の本性あらわ

 

自民・茂木幹事長が私腹を肥やす「法の抜け穴」

藤原氏ら青年局の幹部は、清新な空気を党内に吹き込み、旧態依然とした政治活動のあり方を改革すべき立場にあった。

だからこそ、このブロック会議でまとめた意見をもとに、今年2月8日、党改革の提案を茂木敏充幹事長に提出したのだが、そのブロック会議そのものが甚だしく浮ついたものだったと見られても仕方がない。

将来を嘱望される藤原氏と中曽根氏は、詫びるため茂木幹事長に会ったことだろう。

そのさい、茂木幹事長は彼らをしっかり叱責できただろうか。というのは、茂木氏自身、政治資金疑惑の当事者になっているからだ。

自民党内では、裏金議員への厳しい処分で自浄能力を示すべきだという声が高まっている。幹事長としてその先頭に立つべき茂木氏の足元が大きく揺らいでいるのだ。

茂木氏の政治資金疑惑は、3月4日の参院予算委員会で、蓮舫議員が火をつけ、翌日の朝日新聞一面トップで大々的に報じられた。

これまで茂木派は裏金作りをしていないとして派閥解散を拒否してきたが、派閥の会長である茂木氏と、事務総長をつとめる新藤義孝経済再生相は、派閥パーティーとは別の方法で、脱法的裏金作りを続けてきたフシがある。

「国会議員関係政治団体」から「その他の政治団体」に資金を移しかえることによって、収支報告書に政治活動費の明細を記載しないですむ。それが、政治資金規正法に埋め込まれたもう一つの抜け穴だ。

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