Z世代は「逆算」でモノを買う。今までの接客法ではまったく通用しないワケ

 

一方でZ世代の多くは、そのままWEBで買うことは意外と少ないという点もポイントです。

WEBで探したアイテムに関しては、試着なり実物を見たいという希望があるため、結局は置いてある店舗を探して店へ足を運んでくれます。(選択肢の少ないエリア地の場合はその限りでもありませんが)

ですから、店舗に来てくれた時にはすでにある程度「これが欲しい」が固まっていて、それが本当に希望に合うかどうかを確認しに来ているという状態だと考えられます。

だとしたら、そのタイミングで販売員がやるべきことは何だと思いますか?

これをしっかりと考えておかなければいけません。

こういうお客様が来店された時に、これまで通りの流れに合わせた接客をしていると噛み合わなくなります。

お客様はもうすでにある程度商品に関して情報を持っているわけで、そこで得ている情報があるのですから、当たり前の商品知識を聞きたいわけでもありません。

またニーズヒアリングに関しても、お客様の中では最初からシーンと着用イメージが固まっているのですから、これをわざわざ最初から引き出さなくても、お客様はもう持っています。(提案をするという点では引き出したいところではあります)

そうして考えていくと例えば(中略)~なども想定できます。

お客様がどんな状態で店へ来るかで接客が変わるのは当然の話なのですが、こうした逆算的な発想で店へ来るお客様も増えているという認識をしていないと、これまでの流れの接客から抜け出すことはできません。

あなたの店に来店されるお客様が逆算で購入イメージを持っていた場合、どんな接客が求められるでしょうか?

これからはもしかするとこういうお客様の方が主体になってくる可能性もあります。

今のうちからしっかり検討しておきましょう。

今回の質問です。

・あなたの店の商品を逆算的な発想で購入すると考えると、具体的にどのように購入を検討することになりますか?

・実際にそんなお客様が来店された時には、どんな接客が求められると考えますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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