Z世代は「逆算」でモノを買う。今までの接客法ではまったく通用しないワケ

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Z世代の若者たちはモノの買い方や選び方に変化があるそうです。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、今までとどのような違いがあるのかを踏まえたうえで、Z世代への接客方法について紹介しています。

逆算的楽しみ方を理解しておこう

Z世代(90年代後半~2010年代初頭頃生まれの人)と呼ばれる世代に関する調査では、モノの買い方・選び方に変化があると言われています。

中でも注目したいのは、『逆算で楽しみを見つける』という点です。

例えば、洋服を例に挙げて考えてみましょう。

これまで洋服を買う流れというのは、

1)欲しいと思う服を見つける

2)その服を使っている自分を想像する

3)購入し、使用したいシーンに着ていく(またはコーディネートする)

というような流れでした。

分解整理して考えてみると、今現在もこうして買い物をしているという人は少なくないとは思います。

しかしZ世代における調査では、こうした買い方よりも逆算で欲しい服を選んでいくという流れの買い方が顕著に増えているというのです。

逆算で欲しい服を選ぶというのはつまりこういう流れです。

(中略)

前者の選び方は、そもそもの商品である洋服そのものから発想がスタートするのですが、後者の選び方は発想のスタートがシーンそのものにあります。

だから『欲しい服を買う』という感覚よりも、『そのシーンでベストの服を買う』という感覚になってくるわけです。

この違いはかなり大きいと言えます。

販売店側として痛いのは、シーンが明確にありそこでのイメージが固まっているお客様はWEBで探すことの方が多いという点です。

「こういうものが欲しいな」とイメージがある程度固まっているため、店舗で商品を探すよりもWEBでキーワードを入れて検索する方が圧倒的に効率的だからですね。

お客様側も自然とそれを理解していますから、WEBで探すようになっています。

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