韓国の一般国民は「医師がストライキする異常事態」をどう見ているか?

 

お金だけに目が眩みストライキをする我が国(韓国)の医師たちもシュバイツァー博士を見習ってほしいところだ。

国民の皆様、必ず病院に行かなければならない病気でなければ、しばらく病院に行くのはやめよう。大概の病気は薬局にいってお薬を買って飲んで体を温めれば治る。不治の病の場合は静かに死のうではないか。今のこの機会に医者の奴らのつけあがって傲慢で行儀の悪い性根をはっきりと直してやろうじゃないか。人の命をやたらと粗末に扱いながら命をもてあそぶやつら、お金だけ欲しがるやつらは人間扱いしてはダメだ。もっともらしいこと(教育の質が落ちるとか医者の質が落ちるとか)ばかり主張しながら、その本音は集団利己主義じゃないのか。

年俸3~4億ウォンをくれるといっても地方勤務は嫌だと言いはって、政府にちゃんと対策を出せという。

こんな身の程も知らない傲慢な声に、頭にきている国民が頭を下げるべきなのか?

命をも捨てる覚悟でドイツに行った1970年代の韓国の鉱夫たち、中東の砂漠に行ってプラント建設に血と汗と涙を流しながら働いたあの世代。(韓国では1970年代、自国で金を稼ぐことが困難だったためドイツの炭鉱に鉱夫として行って働いたり、看護婦として働いたり、あるいは中東のプラント建設に従事するために行って働いたりする時期があった。韓国の中ではこの世代の話は有名。)

勉強がよくできて医者になったんだろうけど、外貨を稼ぐために外国まで行って苦労して働いた親世代に意気揚々と「おれは医者だ」なんていえるのか。

医者も技能職にすぎないじゃないか。なのに先生先生といわれてみんながちやほやしてくれるからほんとに大したものにでもなったかのような錯覚に陥っているだけなんだな。

今2,000人増員しても10年後になってはじめて体感する(おお、増えたな、と)ハズなのに、また先延ばしにすれば国民はいつまで待たなければならないのか?

同窓会、町内会も病院の庭でデモしよう。全国民が医療界の「しつけ」作業に参加しよう。

今回だけは、絶対に妥協しては駄目だ。

「お年寄りの方々、助けてください。僕たちが間違ってました」と医者らが手をすり合わせて許しを請うまで国民の怒りをぶつけよう。世界史上、どこに医師が患者を投げ捨て病院を飛び出して集団で騒いでデモをする国があるというのか?

医師免許を取り消して、彼らの傲慢さに鉄槌を加えなければならない時だ。政府(ユン・ソンヨル)にだけ任せるのではなくわれわれ国民が立ち上がって抗議すべき時だ。

国民全員が医者らに抗議すれば、道は開ける。そして医者らを躾けることのできる方途は、国民全員が立ち上がるしかない。全員が立ち上がれば、医者の立つ瀬はない。

ネット民の文章であるがこれが今の韓国の一般的な国民の平均的な感覚だ。医療界の傲慢さをどこまで打ち砕けるか。これが今の韓国の医療界を取り巻く状況だ。

image by: Shutterstock.com

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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