吉幾三さんの怒り無視!「謝らないパワハラ自民議員」長谷川岳 勘違いの本質…西村康稔、茂木敏充と共通項

 

長谷川岳の「パワハラ言い訳」が意味不明すぎて大炎上

吉さんのこのYouTube投稿に反応し、長谷川議員は今月21日、自身のブログを更新した。といっても、「横柄な態度」については全く言及せず、別の問題に置き換えた。

航空政策および飛行機の遅延についての考え方」というのが、長谷川氏の提示する新たなテーマだ。

「私は、航空会社の対応について、機内で発言をする際、三つの原則に従います」とし、その一つとして「正確な情報を伝えているか」をあげている。つまり、「正確な情報」を乗客に伝えていないと判断したらクレームをつけるというのである。その実例が以下のように記されている。

あるとき搭乗した飛行機の出発が大幅に遅れていました。出発時間をとうに過ぎてから「管制の指示によって出発許可を待っているため遅れが生じている」との機内アナウンスが入りましたが、外を見て驚きました。まだ航空会社は機内への貨物の搬入作業の途中であり、相当な貨物が残っている状況でした。遅延の原因は管制の指示ではなく(中略)航空事業者の準備が遅れているために、出発が遅れている状況が一目瞭然でした。これを航空当局の責任にすりかえ、それを情報として流すことは許されるものではありません。そのことについてその場で発言をさせていただきました。

搭乗した航空機が大幅に遅れれば、その日の予定が狂ってしまい迷惑千万であることは誰しも同じである。機内アナウンスは「管制の指示を待っているため」と説明したが、窓の外を見ると、そうではなく貨物の積み込み作業が遅れているだけではないか。「ウソをつくんじゃない」と思う長谷川議員の苛立ちはよくわかる。

だからといって、その機内で、CAに向かって声を荒らげることに、国会議員の役割から見て、どれほどの意味があるだろうか。安全運航と乗客サービスに集中すべき乗務員の心をいたずらにかき乱し、動揺させるだけではないのだろうか。どうしても機内アナウンスのあり方を改善したければ、日を改め、国会で問題提起する方法もあるだろう。

長谷川議員が乗るからというので、事前にトリセツを渡されたCAたちが、より平身低頭してサービスにつとめるのをいいことに、正義の味方ぶって罵声を浴びせかける。これでは、国会議員であることを笠に着て威張り散らしているとみられても仕方あるまい。

むろんこれが、吉さんの見聞したシーンなのかどうかはわからない。だが、長谷川氏は吉さんの指摘する事実を否定していないし、ブログを更新して真っ先に取り上げたのがこの実例だ。

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