■仮説2)利用回数が悪化?
年商=有効顧客数×年間平均利用回数×組単価
上記で見たときに、仮説1の通りリピート率は悪化していないですし、攻めの販促もあるので有効顧客数は絶好調。
上述の通り、前年比で「1.3倍」になっていました。にも関わらず、売上は前年比で微増。
その理由が「年間平均利用回数」でした。
具体的に見ると、
前年:1.29回
今年:1.99回
このように減っていました。
これってどんな影響あるの?ですが、64.8%=1.29回÷1.99回
このような感じです。130%で伸びた有効顧客数をこれが一気に吹っ飛ばしていた感じです。
そのため最も注力すべきは、「利用回数の最大化」に繋げる。
これがまずセンターピンとして決まりました。
■何故利用頻度が減ったのか?
センターピンが決まったので、次なる対策は仮説と実行案です。
そもそも何でここまで利用頻度が減ったのか? ここを見ていく必要がありました。
上述の通り、競合は主たるところで2店舗同商圏で増えている事はわかりました。
もちろんそこに一定数流れていると。そこで一気にお客様アンケートの実施。
今はGoogleフォームがあるので、ある程度のお声ならばコストをかけずに一気に増やせるのは良い時代です。
これでわかった事。
「だって商品変わらないよね。」
これでした。。
いや~確かに売上絶好調なので、ここへの本気度は下がっていました。
というよりも、季節商品はやっているのですが前年と同じまま。もっというと4年くらい季節メニューも同じものを繰り返している。
このような状況でした。
もちろん基礎力あるので、リピート率は下がらない。
だけど「たまには違うので良いか」というお客様を防ぐことができなかった。
これが大きな問題点でしたーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年4月15日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)
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