イスラエルの「イラン本土」報復攻撃、専門家が最悪シナリオを憂慮する訳。ネタニヤフ首相が予定調和破り「核使用」決断も

 

予定調和の隙間に漂う「核戦争」のキナ臭いにおい

ガザ地区とパレスチナ人に対する非道ともいえる攻撃に対して、アメリカは「もう守り切れない」と距離を置き、英国も「これ以上、ネタニヤフ首相をサポートできない」と切り捨て、ドイツも前例を破り「明らかにやりすぎ」と苦言を呈していますし、ロシアは「ネタニヤフ首相はまるで何かにとりつかれたかのように、殺戮に邁進している」とさじを投げているように思います。<中略>

顔に泥を塗られ、自らの権威が失墜したことを受けて、積年の恨みと自らの信条を思い切り前面に掲げてハマス壊滅とパレスチナの破壊に突き進むしか保身の道がないネタニヤフ首相。

もしかしたら、心の(頭の)どこかで「こんな戦争、一刻も早く終えたい」と願っているかもしれませんが、置かれている状況がそれを許さず、また背後から支え、力を与えている他者がそれを許さない状況です。

終わりの見えない戦争を人々に強い、罪なき人たちに不条理を強制している中、何か偶発的な出来事が起これば、もしかしたら世界の破滅に繋がる(核兵器の同時使用などによる)事態を招くかもしれません。

あまり恐怖を煽りたくはないのですが、今月に入って目にし、耳にしている情報と分析に接して、これまでにないほど懸念を抱いていることをシェアできればと思います――(メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』2024年4月19日号より一部抜粋、再構成。全文をお読みになりたい方は初月無料のお試し購読をご登録下さい)

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