これにはいろんな原因があるのですが、何もしていないことが原因になることもあるのですね。
懇意にしてくれているほど、お客様の中には自分に対してもっとこうして欲しいという欲求が強くなり、求めるものが大きくなることもあります。
それをわざわざ口にするわけでもなく、「気づいてやってよね」という感覚になる人もいるわけです。
それがなかなか出てこないと、「あんなに仲良くしているのに自分の気持ちに気づいてくれない」と、好きが嫌いに変わっていくこともあります。
芸能人や著名人の厄介なファンがこういうタイプなのですが、これは一般的にも起こることなのです。
こういう嫌われ方をいくら気にしても、正直どうしようもありません。
なんとかまた好かれようと努力をしても、無理をしなければならないことも多く、また努力をすればするほど他のお客様を蔑ろにすることも少なくない。
だったら、もう気にしないほうがマシということもあるのですね。
お客様に嫌われるというのはとても悲しいことですし、誰だって好きで嫌われたくはありません。
でもどうしようもないこともあって、それを気にして病むくらいならいっそ気にせず今好きでいてくれる人を大事にする方が良いのです。
意外とこういうことで悩んでしまう販売員って少なくないので、あえて書かせてもらいました。
気にすべきことと気にしないで前を向いた方が良いことと、しっかり区別をしておきたいですね。
今日の質問&トレーニングです。
1)あなた自身が誰かに対して好きと嫌いが裏返るような時はどんな時ですか?
2)その理由は相手がどうにかすれば解消できることでしたか?
3)2の”どうにかすれば”は相手に無理をさせてしまうことになりませんか?
image by: Shutterstock.com