“静かな悲鳴”を聞け。「望まない妊娠」を誰にも相談できぬまま病院にも行けず嬰児を遺棄する日本の若い女性たち

 

国によって制度のあり方は様々ですが、共通するのはなんとかして大切な命を守りたいという気持ちと、親が育てられなくても「国の子」としてサポートする社会の役割を全うしようとする姿勢です。

日本でも熊本と北海道に「赤ちゃんポスト」、熊本の慈恵病院では「こうのとりのゆりかご」という名称で、匿名出産を受け入れています。しかし、いずれの施設にも公的な支援や補助はありません。

私は常々「婚外子を認めるべき」との見解を発信してきました。しかし、その度に「子供がかわいそう」と意見され、批判されました。

子供がかわいそう…というのに、匿名出産を認めないのはなぜなのでしょうか。国会で匿名出産に関する質問が出たことはあります。しかし、その後の議論は進展が見られていません。

子供がかわいそう…ならば、児童相談所の職員を増員すべきです。児童相談所で子供の一時保護などにあたる「児童福祉司」は厚労省が目標とする人数は全くといっていいほど確保されていない状況です。

つまり、「子供がかわいそう」という美しい言葉の先を見据えた、動きがない。大切な命をどう守るか?が置き去りにされるのです。

なぜ、世界ができることが、日本でできないのか?世界にできていることを、日本で阻害する要因は何なのか?なぜ、日本は変わる選択をしないのか?

子育て支援に対する税金問題も、こういった問題を徹底的に議論し、国、社会は、生まれくる大切な命にどんな責任を負うべきなのか?を考えるべきだと思うのです。

みなさんのご意見、お聞かせください。

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米国育ち、ANA国際線CA、「ニュースステーション」初代気象予報士、その後一念発起し、東大大学院に進学し博士号を取得(健康社会学者 Ph.D)という異色のキャリアを重ねたから書ける“とっておきの情報”をアナタだけにお教えします。
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