「業界の中でちょっと良い方」では勝負にならぬ。居酒屋を100店舗以上も展開する企業はどんな条件で人材を確保しているのか

 

■異常値に高い満足度を達成できたか?

異常値は売上の指標ですがもちろん満足度がついてきたか。ここがサービス業の一番大変なところですよね。

見かけ上の売上が上がったとしても営業が微妙だったらお客様は来てくださらなくなるという現実。

そのため、計画と同時に高い満足度を本当に実現できたか?が重要になります。

そのため、ご支援先ではちゃんと出来る事・そして出来ない事は決めました。

目指すべき指標として、

  • ドリンクはオーダー後3分以内
  • フードはオーダー後7分以内
  • お客様との対話時間3分以上
  • 名物料理の組辺り出数比率80%以上
  • お見送りの徹底

この辺りを今の商品ラインナップとオペレーションで本当に実現できるのか。

出来るなら最高!素晴らしい教育と仕組み化。しかし出来ない場合はちゃんと絞り込み。

  • アイテム数を絞る
  • サービスを絞る

何を引き算して、お客様の満足度を今の体制内で最大化するのか。ここを考えていく訳です。

■生産性を常に意識してきたか?

上記でちゃんと売上を上げていく。そして次は生産性を高める事です。

賃上げは絶対に必要ですが、生産性も上がっていないのに出来る訳ないですよね。

生産性として見るならば、

  • 人時売上5,000円
  • 人時生産性3,250円以上
  • 労働分配率35%以上

飲食だとまずは上記3点の指標で大丈夫です。この辺りだと現状下においてはまずはクリアすべき数値となります。

人が来ない…。と嘆く企業さんも多いですが、100店舗以上居酒屋を展開しつつ採用力あるご支援先はそもそも労働条件が良い!

コロナ禍で飲食から人が離れた中、

  • 飲食業界の中でちょっと良い
  • 他業種と比べて遜色ない

上記であれば後者が戦える前提条件。だからこそ、まずはちゃんと売上を高めた後に、上記をやってきたか?ここに尽きます。

今やってはいけないのが、売上上がっている分を人力でクリアする発想です。

確かにタイミーのマッチ率で考えると乗り越えやすくはなりました──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年5月20日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・堀部太一さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: VTT Studio / Shutterstock.com

堀部太一この著者の記事一覧

関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料お試し登録はこちらから  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ 』

【著者】 堀部太一 【月額】 ¥880/月(税込) 初月無料 【発行周期】

print
いま読まれてます

  • 「業界の中でちょっと良い方」では勝負にならぬ。居酒屋を100店舗以上も展開する企業はどんな条件で人材を確保しているのか
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け