さすがはマクドナルド。圧倒的な1店舗売上と10%を超える営業利益率で強い立地を押さえ続ける「選択と集中」手法

 

■生産性を高め続けるのか

今後賃上げできない飲食企業は間違いなく成長できなくなります。

じゃあ賃上げは何故できるのか?それは生産性が高まるからですよね。

人時売上・人時生産性が高まるから、労働分配率も高められるというもの。

それで考えた時に大切なのは「既存業態への設備投資」です。

150店舗ほど展開されるご支援先では、約100店舗が同ブランド。残り50店舗は複数ブランド。

持続的に生産性が高いのはこの約100店舗の同ブランド。

何故か。

良くも悪くも同時に様々な事例が溜まる。再現性高いものに対して適切に投資する。これの循環があるからですね。

これ、めっちゃ細かい事もやってます。

  • 歩数を把握して歩数最小化へ
    →厨房レイアウトや店舗レイアウトも定期的に変更する
  • 屈伸回数を把握してそれの最小化へ
    →上から下に物を得られる形にして疲れないレイアウトへ
  • 調理時間を把握してそれの最小化へ
    →厨房機器の定期見直しで工程や工数、時間の最小化へ

革新的な超すごいDXをやった!とかでなく、本当に日々の積み重ねが超具体的。

ただこれの積み重ねで今の数字だけ見ると「凄い生産性!」と思われるだけ。

最初は「このブランド売上再現性が高い!」そして「利益率も高い!」というところから適宜変化をしてきた訳ですね。

この積み重ねが同時複数業態よりも、同一業態の方が集合知を得やすい。ここは大きなポイントでした。

■マネジメントメンバー不足

キャッシュが潤沢なら店舗展開は出来ます。オペレーションも簡素化されていれば、店舗運営も可能でしょう。

しかし売上の最大化、コストの最小化から利益の最大化を考えられるマネジメントメンバー不足。

これが結構きついんですよね──(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年5月27日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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