守られることがないいじめ防止対策推進法
条令や法律、それに伴う仕組みなどを道具に例えると、それを使う人によってその道具がどのように使われるか、もしくは使わないかなど、大きな差があると思います。
例えば包丁です。包丁は料理を作るために使う道具ですが、刃物です。食べ物をよりおいしく食べてもらいたいという多くの人が使えば、包丁は素晴らしい道具になります。
一方で、これを人に向けて攻撃に使えば、それは犯罪となるでしょう。
いじめ防止対策推進法から11年あまり、罰則がないことを言いことに隠ぺいをしたり、報告しなければならない事件を報告しなかったり、ほぼ毎日、その不正が報道に上がっていますし、報道にまでならない事件はその数十倍起きています。
まさに、法律を運用する側が誤った使い方をした結果に他なりませんし、これほどまでに続くのは運用する側が全く反省をしていないからと言っても過言ではありません。
そしてこれは、この日本の未来を作ると言っても過言ではない教育の問題であり、解消の兆しはないどころか知れば知るほど闇落ちするほど根深いあらゆる問題が浮上するのです。
合理的に考察するならば、未だに誤った使い方をする運用者にいつまで運用者であり続けさせるのか?という疑問が生じやしませんかと私は思うのです。
そろそろ日本人はあらゆる面で搾取され我慢を続ける必要はないのではないかと思うのです。教育行政然り、臭いものに蓋をし続けて、もはや組織自体が腐敗臭で何が臭いかわからなくなっているのではないか?とも思うのです。
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