日本の芸能界を牛耳る「秋元康タブー」の正体。ミセス『コロンブス』大炎上の裏で櫻坂46『愛し合いなさい』はなぜ許されたのか?

 

批判されても絶対に炎上しない「秋元康タブー」の正体

そもそも秋元康への批判は枚挙にいとまがない。

過去には、HKT48の楽曲『アインシュタインよりディアナ・アグロン』の歌詞が女性蔑視だと批判(*6)。

この曲の歌詞では、「頭からっぽでいい」「女の子は可愛くなきゃね、学生時代はおバカでいい」「テストの点以上 瞳(め)の大きさが気になる」という表現がある。この内容は明らかに女性蔑視的内容だ。

さらに欅坂46の楽曲『月曜日の朝、スカートを切られた』の歌詞も問題視。

歌詞では「どうして学校へ行かなきゃいけないんだ 真実を教えないならネットで知るからいい」と歌わせたり、歌詞では、「私は悲鳴なんか上げない」と表現され、被害者の感情を軽視しているとされ、問題視される。

Mrs. GREEN APPLEの楽曲がこれだけ叩かれている裏で、秋元康がマスコミで“大炎上”しないのはなぜか。

2015年、安倍晋三首相と秋元康氏、見城徹氏(幻冬舎社長)を含む5人の有名経営者が、総理公邸の西階段で「組閣ごっこ」のようなポーズを取って撮影した写真が流出(*7)。やはり“安倍トモタブー”はいまだ健在のようだ。

(『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』2024年6月23日号より一部抜粋・文中一部敬称略)

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image by: 厚生労働省, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons

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伊東 森(いとう・しん): ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。 1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。 高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

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