批判されても絶対に炎上しない「秋元康タブー」の正体
そもそも秋元康への批判は枚挙にいとまがない。
過去には、HKT48の楽曲『アインシュタインよりディアナ・アグロン』の歌詞が女性蔑視だと批判(*6)。
この曲の歌詞では、「頭からっぽでいい」「女の子は可愛くなきゃね、学生時代はおバカでいい」「テストの点以上 瞳(め)の大きさが気になる」という表現がある。この内容は明らかに女性蔑視的内容だ。
さらに欅坂46の楽曲『月曜日の朝、スカートを切られた』の歌詞も問題視。
歌詞では「どうして学校へ行かなきゃいけないんだ 真実を教えないならネットで知るからいい」と歌わせたり、歌詞では、「私は悲鳴なんか上げない」と表現され、被害者の感情を軽視しているとされ、問題視される。
Mrs. GREEN APPLEの楽曲がこれだけ叩かれている裏で、秋元康がマスコミで“大炎上”しないのはなぜか。
2015年、安倍晋三首相と秋元康氏、見城徹氏(幻冬舎社長)を含む5人の有名経営者が、総理公邸の西階段で「組閣ごっこ」のようなポーズを取って撮影した写真が流出(*7)。やはり“安倍トモタブー”はいまだ健在のようだ。
■引用・参考文献
(*1) 金子侑輝、石田健「なぜ、コロンブスは批判されるのか?Mrs.Green Apple の新曲MV、公開中止に」The HEADLINE 2024年6月13日
(*2) 金子侑輝、石田健 2024年6月13日
(*3)「全米で相次ぐコロンブス像の破壊、先住民虐殺の歴史に矛先」CNN 2020年6月11日
(*4)サンドラ・ヘフェリン「なぜ多くの日本人は『芸能人の政治的発言』に眉をひそめるのか」PRESIDENT Online 2020年5月21日
(*5)「海外セレブは大統領にも文句を言う!芸能人は『歌だけ歌っていればいい』は通用しない」フロントロウ 2022年7月9日
(*6)「秋元康の歌詞を『女性蔑視』と批判したら、AKB運営から『名誉毀損及び侮辱罪』『記事を削除せよ』の恫喝メールが」LITERA 2016年4月23日
(*7)「安倍首相 支持率急落中にお友達との『組閣ごっこ写真」流出!』FRIDAY 2015年6月25日
(『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』2024年6月23日号より一部抜粋・文中一部敬称略)
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image by: 厚生労働省, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons









