AI面接官は面接中に志願者の発言内容と表情、言葉遣い、口調など、すべての非言語的行為までも分析する。これをもとに好感度・信頼度・自信感などを各5点満点で評価する。正解のある職務力量の質問も、回答内容を分析したAIが評価して点数をつける。
ユク理事は「2つの答えを言わなければならないのに一つだけ答えたり、必ず入らなければならないキーワードを正確に言わない場合、人の面接官は通過させる場合もあるが、AI面接官は減点するなど正確に指摘する」として「面接官によって、状況によって変わる面接『運』がAI面接官には適用されない」と話した。
AI面接官も採用市場の需要と技術発展に合わせて徐々に高度化している。ビッグデータを分析し、CEOも知らないかもしれない会社の性向を把握した後、「オーダーメード人材」を探してくれるAIも登場した。
HR業者グレービーラボは自社AIサービスを通じて国内約20万企業の代表メッセージ、前・現職者インタビュー、会社に対する評価、関連記事などを分析する。これを基に会社のビジョン、性向、価値観などを把握する。以後、該当会社の求職者を対象に診断検査を施行し、該当会社の「カルチャーフィット」と合う人材を探してくれる。
グレービーラボのオ・ジヨン代表は「スペックがいくら良くても会社と合わなければ退社するしかないが、AIを通じてそのような『ミスマッチ』を最小化することができる」として「また会社はAIを通じて組織文化を診断し現在の問題点が何なのか、どんな点を改善できるのか支援を受けることもできる」と話した。
グーグル、ネットフリックス、アマゾンなど海外主要企業も採用で「スペック」を見ない傾向にある。グーグルは入社後、高い成果をあげた者らを分析し、志願当時のスペックとの相関関係を分析した結果、スペックとはほとんど関係がないことを発見し志願必須資格から学位を除外したりもした。
オ・ジヨン代表は「良い学校出身だからといって業務ができるかというとそうでもないということは、今や国内大企業が全て共有する話」として「まだ『スペック』データを勘で信じる上の方々がいるが、AIが信頼を得始め、国内採用市場も変化するほかはないだろう」と話した。[中央日報参照]
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