令和の米騒動、犯人はやっぱり自民党だった?「備蓄米を放出⇒米農家が怒る⇒選挙に負ける」投票に行かぬ無党派層を軽視か

2024.09.03
by 東山ドレミ
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「安心して下さい、お米はたくさんあります」vs「いや、実際に買えないんだよ」という一大論争に発展している令和の米騒動。実はこのコメ不足は自民党の選挙対策が原因である可能性がある。

ついにパックご飯も消滅。「令和の米騒動」は新たな重大局面へ

安心して下さい、お米はたくさんあります」そんなメッセージとともに、善意の農業関係者が米倉庫の写真をSNSにアップするケースが増えている。パニック防止の意図があるのだろう。

ところが、巷から聞こえてくるのは「米はあるって言われても、実際に買えないんじゃ絵に描いた餅だろ」「いやいや、売ってないものは売ってないんですよ…」「落ち着け!みたいな説教が最近やけに多いけど政府のネット工作かな?現実との乖離がヤバい」「米が買えないっていう目の前のリアルをデマ扱いするのはさすがにどうなん?」といった恨み節だ。

都市部のスーパーでコメが買いづらい「令和の米騒動」は、9月に入っても解消していない。地域によってはパックご飯まで品切れになり、むしろ状況は悪化。まったく入荷がないというわけではなく、ネットでは「朝イチであの店にいけば買える」といった口コミも飛びかっているが、そう簡単には買いに行けない立場の人もいる。

ネットメディア編集デスクが説明する。

「たとえば日々、苦しい家計をやりくりしているシングルマザーの人たちです。幼い子供を保育園に預けて職場で働いて…となると、朝、買い物をする時間なんてありませんよね。本当に必要としている人に、まったくコメが行き渡らないという矛盾が生じています」(ネットメディア編集デスク)

コメ不足の原因は「自民党の選挙対策」なのか?広まる憶測

弊サイトでは8月21日の記事でも「令和の米騒動」を取り上げた。ネットで囁かれる「戦争準備説」を紹介したうえで、政府・自民党の動きが鈍いのはなぜなのか?コメ不足を迅速に解消すれば抜群の“人気取り”になるはずなのに――と指摘する内容だった。

ところがネットでは今、それとは真逆の解釈が広まっているという。

国政選挙が近いため、自民党は都市部のコメ不足をあえて放置している、という見方がSNSで広まっているんですよ。足元のコメ不足を解消するために備蓄米を放出すれば価格が下がってしまい、農業関係者や農村部の有権者から不満が出てしまう。総裁選後の11月には衆院解散総選挙となる公算が高く、ここで自民党は“農村票”を失うわけにはいかないという見立てで、なるほどと感じられます」(前出のネットメディア編集デスク)

この説に拠るならば、政府・自民党は農村部の有権者と都市部の無党派層を両天秤に掛けて票を皮算用していることになる。

コメが買えないくらいでは、どうせ無党派層は動かないと高をくくっているのか。それとも、もう農家に恩を売るしか生き残る方法はないところまで追い詰められているのだろうか。

「日本人は普段は温厚ですが、こと『食』の問題に関してはガチギレしやすい国民性です。これ以上“兵糧攻め”が続くようだと、自民党は農村票以上に都市票を失う恐れも否定できません。せめて、ひとり親家庭に安価なコメが行き渡るようにするのが政治の仕事だと思うんですけどね」(前出のネットメディア編集デスク)

もし政治日程に変更が生じ“11月総選挙”が延期されたらと考えると、恐ろしくて腹の虫が鳴ってくる。自民党様の都合でコメ不足が長引いても困らないように、パスタなどの代用品を買えるうちに備蓄しておいたほうがいいのかもしれない。

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