小栗旬社長の理想は口だけか?伊藤健太郎の「恩知らず」な賠償金値切りに芸能記者が思うこと

2024.09.23
20240923-itokentaro_eye
 

2020年10月、東京都内でクルマを運転中にバイクと衝突事故を起こし、ひき逃げと過失運転致傷の容疑で逮捕された伊藤健太郎(27)。これまで自身の尻拭いをしてくれた古巣の事務所を退所して、今後は小栗旬社長のトライストーン・エンタテイメントに移籍する可能性が高いと見られていますが、業界内ではそんな伊藤の「恩知らず」に疑問の声が相次いでいます。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

ひき逃げ事故の尻拭いをしてくれた旧事務所を退所

今月10日、所属事務所を退所した伊藤健太郎の内情について『週刊新潮』が触れています。

タイトルは――
伊藤健太郎 不義理な事務所移籍で“金銭トラブル”発生
…何やら不穏な空気を感じますね。

2020年10月、クルマを運転中にバイクと衝突事故を起こし、なおかつその場から離れたとして逮捕された(後に不起訴)伊藤の尻拭いに、四方八方手を尽くし、駆けずり回っている事務所スタッフのことは知っていましたから、退社の一報を聞いたときは一瞬耳を疑ったものです。

あれだけの不祥事を起こし、その賠償金は約8億円とも言われています。

その肩代わりをし、辛く苦しい復帰までを支え、そろそろ本格的な活動を再開できるか…という今になって退社とは…。

賠償金約8億円のうち2億数千万円が未払いのまま

私が記事を読んでいて驚いたのは、約8億の残債がまだ、2億数千万円残っているということでした。

衝突事故から3年半強で5億円を返済したことにまず驚き、さらにはまだ残債が残っているのに退所という決断をした伊藤に2度びっくりです。

私の個人的な感覚としては、残債をクリアにしてからの退社が常識のように感じますが、皆さんはどう思われますか?

誰かにそそのかされたのか、それとも、新しく入る事務所が旧所属事務所に移籍金のような形で残債をチャラにする約束事でも交わしたのでしょうか…。

賠償金を減額してくれ!? 小栗旬社長の事務所に移籍した伊藤

記事を読み進めれば、伊藤を役者として高く評価していると言われている、小栗旬が社長を務める芸能事務所の会長が、伊藤の残債に関して、前の事務所に“減額”を要請していることも書かれていました。

言わずもがな、伊藤が新しく入所するのは『トライストーン』ということになりますよね。

これまでも小栗社長は、“日本の俳優たちの新しい環境作り”を、事あるごとに熱弁していますが、世話になった事務所に恩を仇で返す行為や、自分の不注意、過失で生じた賠償金をマケさせることが、“新しい環境作り”にどうつながるのでしょうね。

ハリウッドの、役者やスタッフたちの労働環境のより良いものを日本でも…という理想はわかりますが、それならばまずは自分の足許から正していただきたいと思ってしまいます。

print
いま読まれてます

  • 小栗旬社長の理想は口だけか?伊藤健太郎の「恩知らず」な賠償金値切りに芸能記者が思うこと
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け