問われる伊藤健太郎の「人間性」役者としての才能だけでは…
私が初めて伊藤の名前を意識したのは、2018年9月公開の『コーヒーが冷めないうちに』のロケ現場取材でした。
主演は有村架純でしたが、塚原あゆ子監督のイチオシが伊藤だったのです。
また、黒木瞳が映画監督として3作目の作品『十二単衣を着た悪魔』で伊藤を指名、抜擢したという有名な話があります。
伊藤の不祥事で、危なく『十二単~』はお蔵入りになる一歩手前だったのですが、黒木の捨て身の伊藤擁護に、無事上映ができたのは映画関係者の間では語り草になっています。
塚原監督は今、『ラストマイル』が大メガヒット中ですし、黒木瞳は1985年に宝塚を退団して以降の活躍は皆さんご存知の通りですよね。
事故を起こしてその場から立ち去ったり、世話になった事務所に後ろ足で砂を掛けるような行為をする人間性は置いておいて、伊藤健太郎という人物は、役者としては人気演出家やベテラン女優を虜にさせる存在なのでしょうね。
小栗社長の庇護を受け、仕事量を一気に増やしそうな伊藤ですが、その人間性が命取りにならないことを祈るばかりです。
プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
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