韓国カルト教団の顔色うかがう自民党は「誰のための」政党か?高市・石破・進次郎、統一教会に「全員だんまり」の総裁選箝口令

 

統一教会シンパの櫻井よしこと産経論説委員は自民党をどう擁護したか

だが、総裁選のさなかに朝日新聞がこの写真を公開したことについて、保守論壇のなかから不信の声が上がっている。以下は、言論テレビチャンネル「櫻LIVE」での櫻井よしこ氏らの発言である。

「写真の提供を受けたのは今年の1月はじめだが、今になってこれを出している。・・・これつまり自民党潰し、安倍派潰し、萩生田潰しということがあったのかなと思うが・・・」(櫻井よしこ氏)

「自民党総裁選のさなかということもポイントですね。高市さんも含め、安倍さんに近いことをアピールしている人を潰したいという意図も感じられる」(産経新聞論説委員、阿比留瑠比氏)

そんな声が出るのを予測したのかどうか、この記事の取材・執筆にあたった朝日の沢伸也・編集委員は、同紙のYouTubeチャンネルで、わざわざ取材の苦労を次のように説明している。

「写真は朝日新聞デジタルの“こちら調査報道班”を通じて送られてきた。写真一枚から日付、場所、何を話し合ったかをどうやってつめていくか。調査報道は20年やっているが、ここまで難しいのは初めて。まずは安倍首相が胸につけていたバッジや新聞の首相動静などから時期を特定し、会話内容については半年かけて、複数の人々から証言を得た」

つまり、総裁選にこの記事をぶつけたのではなく、取材に時間がかかったため、結果としてこの時期の掲載になったということのようだ。

むろん、自民党本部はそうは受け取らないだろう。党の再生を高々と掲げて「総裁選ショー」を繰り広げる自民党にとって、「教団との組織的な関係はない」というこれまでの説明を突き崩す朝日の記事の衝撃は間違いなく大きい。

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