財務省の大ウソは、塾や予備校との比較でも明らか
また、別の角度から見てもこの矛盾は解けます。
小中学校の登校日は年間200日程度です。ということは子供一人に100万円使われているとすれば、1登校日あたりに使われている教育費というのは約5千円です。
つまり子供一人が一日学校で授業を受ける費用は5千円ということになってしまうのです。
はたして、子供たちは学校で一日、5千円以上の価値のある教育サービスを受けているでしょうか?
子供さんを持つ親ならば、絶対にそれは違うと思うはずです。
3、40人に一人しかつかない教師。何十年もほとんど内容が変わらないおもしろみのない教科書。今の学校の授業なら、どう高く見積もっても、一日千円が限度でしょう。
無料だから皆行ってるものの、これが毎日5千円を自腹で払えと言われたら、今の公立学校に登校させる親はいないはずです。
もし民間の学習塾などに、一日5千円の授業料を払えば、至れり尽くせりの非常に高度な教育サービスを受けられるはずです。利便性の高い場所で、冷暖房は当然完備されるだろうし、教師も数人に一人くらいはつくはずです。
たとえば大手の予備校の全日制で、年間の受講料はだいたい60万円程度です。小学校が使っている税金の半分ちょっとです。
しかも予備校の場合、駅前の一等地にあるケースが多く、高い場所代、高い法人税、固定資産税なども払っているのです。講師なども高給で優秀な人を集めています。にもかかわらず、公立小中学校よりもはるかに低い金額で運営されているのです。









