「秋篠宮家バッシング」なぜネットで過激化? DNA鑑定、問答無用の廃宮を煽り、日本皇室の破壊を目論む“朝敵”の正体

 

違和感ありすぎる秋篠宮バッシングサイト

女系容認論者たちの発言をかなり緻密に調べて、発言のグラデーションや小さな差異をとらえながら整理して紹介しているのに、同時に、里中満智子の

1700年間男系男子優先を守り続けて来た重み
男系女子には皇位継承を認めるのはいいが、天皇の夫、子供となる人の立場を考える必要がある

という男尊女卑スタンスから抜けられない発言を「妥当な意見と言える」などと評している。これだけの活動をしているなら、里中の「悠仁さまがいるのに女性・女系天皇論議は失礼」という発言も知らないわけがないし、なんだかおかしい。

しかも、有識者会議のヒアリング対象だった学者や法律家のほか、八木秀次、百地章、櫻井よしこなど男系カルトのメンバーも併せて、20人以上の論者が登場するのに、『愛子天皇論』シリーズの作者で、あちこちのメディアで発言している小林よしのりに一切触れていないところも、ものすごく違和感がある。

さらに、終盤になると、「まずは秋篠宮文仁殿下のDNA鑑定」「皇統の血を引く者でないならば、男系男子も女系女子もへったくれもない。問答無用に廃宮である」など、凄まじい煽り文言が並ぶ。

眺めていて、思った。

この秋篠宮バッシング活動は、「愛子天皇を望むあまりの過激思考から、こうなっちゃった」というような感覚ではじまったものではなく、やはり「皇室への信頼感、敬愛心を地に叩き落したい」「皇室を潰したい」という明確な目的を隠し持った極左活動家の計算の上で扇動されているものなのでは?

このようなバッシングサイトに、「愛子天皇論」や「ゴー宣DOJO」「愛子天皇への道」の名前を使われたら迷惑でしかないが、むしろ「正統な尊王派の愛子天皇論は避けておきたい」という思惑があるのではと、私は疑っている。

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