自己啓発本の「与える人が与えられる」を鵜呑みにしてしまった結果…

 

税理士業務は私の本業です。しかも、事務所は私1人で行っているのではなくパートナー税理士や職員もいます。

いくら「与え続ける」をポリシーにしていると言っても、これでいいのかと言う考えに至り、それ以来、本業の税に関する質問は、顧問先以外には答えないと決めました。

そうでなければ、正規の料金をいただいている顧問先との整合性が取れないとも思ったからです。

自己啓発本で「ギブして、ギブして、ギブしまくれ!」と書かれていることがあります。

しかし、お客様に不公平を生み出してしまう本業については、分けて考える必要があります。また、ギブするといっても、少し調べればわかるようなことまで何でも聞いてくる人も論外です。

ということで、本業である税務関係以外のことについては、自分でお役に立てることならば、ありとあらゆる相談に乗っています。

人生、仕事、恋愛、オススメの書籍、セミナーに関すること。できるかぎり、どんな相談にも、見返りをいっさい求めずに、答え続けています。まさに「与え続ける」の精神。「見返りをいっさい期待しない」のが肝なのです。

手伝ったから手伝ってください、紹介したから自分にも紹介してください、シェアしたから私もシェアしてください、という気持ちはいっさいありません。

「なんて偉い人なんだろう」って思いますか?「すごい偽善者」って思われるかもしれません。でも、偉いわけでも、打算的なわけでもないのです。

見返りを期待して何かをすると、疲れるからです。

「こっちをしてやったのに、なんの見返りもなし?」

そう考えていると、せっかくイイことをしてもマイナス思考に陥ってしまいます。

よく、「人に貸したお金は、返ってくることを期待してはいけない」って言いますよね。「貸すくらいならーーー(『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』2024年10月10日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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