居酒屋はタッチパネルで人件費を削減できる?意外と多い「失敗例」と「改善策」とは?

 

■システム投資の回収目安

これは考え方それぞれではありますが、初期投資が高い場合であれば、回収を2-3年で考える事が多いです。

回収で考えるのは圧縮される人件費です。

上記の例であればこんな感じ。

投資額 :3,000,000円

回収目標:24ヶ月(2年)

月間金額:125,000円=3,000,000/24

時給  :1,200円

月間時間:104時間=125,000/1,200

1日時間:3.4時間=104/30

(本当は月額費用を入れるべきですが、計算しやすいよう初期投資のみで計算しています)

つまり、1日3.4時間を減らしても回るオペレーションを組んでいく。

ここが回収のポイントでした。

■オペレーション改善を決めてから導入する

ここも重要な部分です。

1日3.4時間を減らせれば良い。これは理論上皆がわかる。

また議論の段階で店長さんに「3.4時間減らせる?」と聞けば、大半の人が「いけると思います!」と返答してくれる。

ただそれで走らせるとありがちなのが、このようなケースです。

・結局人件費は変わっていない

・システムの固定費が増えて利益減

大事なのは、「次からはこのようなオペレーションで行く」と仕組みとルールをちゃんと決める事です。

こちらの企業さんも全く同じパターンで、

・最初は全く効果がなかった

・エリアマネージャーが仕組みとルールを再設計

・最初の3ヶ月はチェックを徹底して習慣化

ここでやっと良くなった感じです。

生産性向上が目的な訳ですから、過去のやり方を変える必要がある訳です。

その時はきちんと「仕組み」「ルール」を再設計するのは結果的に店長に親切ですよね。

■何を重視すべき店なのか?

あとは接客を重視する店なのか否か。これも導入時に決めることです。

例えば接客を全く重視しないコンセプトの場合、特段何も変化させることはないです。

むしろ「オーダー時のストレス」から解放されるのでお客様満足度も基本的にはーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2024年10月21日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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