米上場を果たせるか?トヨタも出資する中国の自動運転企業pony.aiが話題

 

トヨタの出資状況

トヨタは2020年2月、pony.aiに対して4億ドルを出資している。

当時はシリーズCラウンドで、pony.aiの企業価値は30億ドル程度とされていたため、その際の出資比率は10%を超える株主だったことになる。

pony.aiはその後も資金調達ラウンドを繰り返しており、企業価値は増大、上場時には100億ドル前後まで達する可能性がある。

トヨタによる売却はない

広汽集団は何度かpony.aiに出資ているが、トヨタの追加出資は情報としてはないので、トヨタの出資比率は上場時には数%程度になる見込み。

ただし、企業価値は数倍増しているので、評価益もそれに比例して増えることになる。

しかし、pony.aiは広汽トヨタと合弁してロボタク事業を推進しようとしている最中であり、上場後にトヨタが同株を売却する可能性は少ない。

懸念材料は米中対立

中国の自動運転企業が米上場を果たしたものの、もろもろの要因で上場廃止した図森未来(TuSimple)の事例がある。

TuSimpleとpony.aiでは背景が全く違うが、懸念されるのは同様に米中のデータ規制と対立。

自動運転というデータがすべての分野だけに、このリスクだけはどうしても避けることはできなさそう。

出典: https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1969302/000110465924109475/tm2310344-12_f1.htm

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