あなたは大丈夫?探偵が「社員の行動調査」を頼まれたら“していること”

 

(3)対象人物が接触する人物についての素性

対象人物が誰と会うのか? これもまた非常に重要な項目です。

ここには、探偵にしかできない要素が潜んでいます。例えば、対象人物がある男性とカフェで接触したとしましょう。では、この男性が何者なのか?

パッと見てわかることは稀。探偵に求められるのは、この接触人物が何者なのかを判明させることです。

探偵が次に取らなければならない行動は、この男性の尾行、つまり、調査対象者の切り替えです。今まで尾行してきた対象人物ではなく、この男性にターゲットを切り替える。

尾行していき、彼がどこに帰るのか。わかりやすい会社ならすぐに判明できますが、帰宅されたら? そして、その移動方法も事前情報が無いので、臨機応変に尾行していかなければなりません。急に尾行の難易度があがるんです。

もし帰宅された場合は、彼が何者かを探り直します。生活状況の調査を行い、日を変え、勤務先を割り出す調査を行う。だいたいは、このくらいまでやると様々な情報を得ることができます。そして‘’何故彼に会ったのか‘’を行動調査の結果から仮説を立てていく。これは推理ですね。「接触人物を洗う」これは行動調査において非常に重要なフェーズです。

本日は行動調査で得られること、中でも3つに分類したものをお伝えしました。意外と深いところまで把握できると感じて頂けたのではないでしょうか?

最後の推理は、探偵っぽいですよね!

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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