日本時間5日夜に投票が始まったアメリカ大統領選挙。最速では6日昼に大勢が判明するが、今回は前代未聞の大接戦とあって、正式に勝者が決まるのは週末になるとの見方も浮上してきた。世界のパワーバランスや経済にも多大な影響を与える「ハリスvsトランプ」の一大決戦。選挙情勢報道をチェックする上でぜひ知っておきたいポイントを、米国在住作家の冷泉彰彦氏が詳しく解説する。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:米大統領選、投開票直前の状況
「激戦州ペンシルベニア」と「両候補の基礎票」については2ページ目、
「選挙結果はいつ判明する?考えられる5つの勝敗パターン」は3ページ目、
「ペンシルベニア、本当のところはどうなのか?」は4ページ目
でそれぞれ詳しく解説しています
ハリスかトランプか?前代未聞、予測不可能の大接戦
本稿は、現地時間(アメリカ東部時間)11月4日(月)の午後遅くに執筆しています。大統領選の投開票を明日に控え、各局のニュースが両候補の最後の動向を伝えています。両候補ともに、最大の激戦州であるペンシルベニア州で選挙運動を締めくくるようです。
現在の状況ですが、全くの僅差で推移してきた選挙戦が、大詰めの段階で「より僅差になった」という言われ方がされています。ジョージ・W・ブッシュの選挙参謀だったことで著名な共和党系のアナリスト、カール・ローブ氏によれば「こんなに僅差というのは見たことがないし、僅差という状態がこれだけ長く続いたのは前代未聞」だそうです。まさにそんな感覚があります。
そうはいっても、アメリカ大統領選には長い歴史があります。そして、結果が出てみると、直前の状況の延長として理解ができる場合もあれば、一種のサプライズとなった場合もあります。
そこで今回は、まずこのメルマガ、そしてこのコーナーの前身である「JMM(村上龍編集長)」の時代まで遡りながら、「直前」の状況と結果の「答え合わせ」をしてみましょう。そのうえで、今回の選挙の票読みをシナリオ別に行っていきたいと思います。
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過去の勝敗を分けてきたペンシルベニア州の重要性
まず前回、2020年ですが、現職のトランプにバイデンが挑戦したこの時も「ペンシルベニアの結果待ち」になるという予想が多く、本欄でもそのようにお話していました。このメルマガは日本時間の火曜朝配信ですので、投票日の前日夕方の情勢をベースとしているわけですが、この2020年の時もそうでした。この予想はその通りとなって、ペンシルベニアの結果が土曜朝にほぼ確定するまでバイデンの当確は出ませんでした。選挙人数ではバイデン304対トランプ227でした。
その前回、2016年はトランプとヒラリー・クリントンの戦いでしたが、この時も「ペンシルベニア」が勝敗を分けるという予想がされていました。また結果はその通り、ペンシルベニアを抑えたトランプが勝利しただけでなく、ラストベルト3州(ペンシルベニア+ミシガン+ウィスコンシン)を取って圧勝となったのでした。選挙人数ではトランプ304対ヒラリー227でした。
ただ、この時は直前の全国支持率ではヒラリーがリードしており、トランプが追い上げているものの、ヒラリーが逃げ切るだろうと言われていました。また、トランプには「ミスコン楽屋でのわいせつ行為発言」というスキャンダルが、またヒラリーについては「第2メール疑惑」が出ていました。トランプのスキャンダルはかなり悪質という評価がありましたが、結果的には影響はなかったのでした。とにかく直前の数字や報道だけを見ていては数字の動きを見誤るということが言われ始めたのはこのときからでした。
その前の2012年については、選挙の直前に私の住むニュージャージー州などがハリケーン「サンディ」の直撃を受け、大きな被害を受けました。この選挙はオバマの再選をかけた選挙でしたが、経済運営への賛否が大きなテーマとなっていました。景気の緩やかな回復を優先したオバマは、格差の拡大や若者の失業を放置したとして民主党内の左派からも批判を受ける中での選挙でした。
そんな中で、即座に被災地に入って党派の違う共和党知事(クリス・クリスティ氏)と連携して危機管理活動をしたオバマへの動きが評価され、僅差でオバマが勝利したのですが、全国的には「景気と雇用の回復が余りにも遅い」という中で、オバマはかなり苦しんでの勝利でした。そうは言っても、現在のいわゆるブルーステート(民主党の優勢な州)は全勝して、加えてフロリダ、アイオワ、コロラドなども抑えた勝利でした。選挙人数では332対206でした。
その前の2008年については、まさにリーマン・ショック(9月)の直後であり、同時にイラク戦争も泥沼化する中で、ブッシュ路線への賛否が厳しく問われた選挙でした。そして結果的にオバマがマケインに対して大差で勝利したのでした。選挙人数ということでは、365対173ということですから、圧勝といって良いでしょう。
更にその前の2004年、これはブッシュが二期目に挑戦した選挙でしたが、イラク戦争への賛否が大きなテーマとなる中で、極めて接戦となりました。最終的には当時は決戦州と言われていた「オハイオ州」を制したブッシュがケリーを僅差で破りました。選挙人数ということでは、ブッシュ286対ケリー251で、仮にオハイオがケリーだったとしたら、271を取って勝っていたと言われました。この時は、宗教保守派とリベラルが価値観論争を繰り広げるなど、イラク戦争だけでなく幅広い争点がありました。
その前は2000年のブッシュ対ゴアの戦いで、この時はフロリダの選挙人数25を巡って、延々と再集計が行われ、最後は最高裁判断でブッシュがフロリダを取って、ブッシュ271対ゴア266という僅差で勝利しました。この時は、911のテロの兆候もなく、漠然と「クリントンの好景気」時代に少し飽きたムード、ゴア候補の「クソ真面目」なキャラへの敬遠というのが勝敗を分けたとされたのでした。
2000年以降の米大統領選のポイントはざっと以上です。さて、それでは今回の選挙について、4年前と同じように注目点を確認していこうと思います。
前提の1、ペンシルベニアの重要性
今回の大統領選でも、最も注目されているのはペンシルベニア州です。ここまで検討してきたように、前回2020年、前々回2016年の直近2回は、ペンシルベニアが勝敗を決定づける重要な州となったからということもあります。ちなみに、今回を含めた2016、2020、2024の3回の選挙においては、ラストベルトの3州、つまり、ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニアが極めて重要だとされてきました。
この3州については、3州ともに、2012年までの6回の選挙は全て民主党が勝利(順に、クリントン、クリントン、ゴア、ケリー、オバマ、オバマ)しています。基本的に製造業を中心とした組合の組織票が強いこと、東部の気風、シカゴ経済圏の持っている中北部のリベラルな気風などが背景にありました。
ですが、2016年の選挙では、この3つの州をトランプが取ったことで、全体も勝利した選挙だったという解説がされていたわけです。反対に、2020年の選挙では、3つの州を全てバイデンが奪還したことが勝利に繋がりました。ちなみに、2020年の場合も、両陣営は最終段階での決戦場をペンシルベニアに絞っていました。
今回も全く同様の構図となっています。
前回は、結局そのペンシルベニアの当確が出るのに4日かかったので、全体としてのバイデンの当確も土曜日にずれ込みました。これは「郵送と期日前の投票用紙を事前集計しない」という法律に基づいて開票するためですが、今回はこの法律に基づいて「投票日当日の午前7時からは集計を開始する」ということのようで、そのために、開票結果は前回よりは早まる「かもしれない」という報道があります。ですが、やはり大勢の判明は当日の深夜にはとても無理であり、早くても金曜日だという説もあります。
前提の2、基礎票の確認
ここで、今回も、選挙人獲得数(総数538、当選ライン270)における両陣営の「基礎票」を確認していくことにしましょう。
まず、民主党のハリス陣営ですが、以下の「226」については、かなり確度は高いと言われています。これを「ブルー」として、ハリスの基礎票としておきます。
・カリフォルニア・・・・・54 ・ニューヨーク・・・・・・28 ・イリノイ・・・・・・・・19 ・ニュージャージー・・・・14 ・ヴァージアニア・・・・・13 ・ワシントン州・・・・・・12 ・マサチューセッツ・・・・11 ・ミネソタ・・・・・・・・10 ・メリーランド・・・・・・10 ・コロラド・・・・・・・・10 ・オレゴン・・・・・・・・・8 ・コネチカット・・・・・・・7 ・ニューメキシコ・・・・・・5 ・ロードアイランド・・・・・4 ・ニューハンプシャー・・・・4 ・ハワイ・・・・・・・・・・4 ・デラウェア・・・・・・・・3 ・ヴァーモント・・・・・・・3 ・ワシントンDC・・・・・・3 ・メインの一部・・・・・・・3 ・ネブラスカの一部・・・・・1
一方のトランプ陣営ですが、鉄板の基礎票は以下の「213」とされています。これを「レッド」としておきましょう。
・テキサス・・・・・・・・40 ・フロリダ・・・・・・・・30 ・オハイオ・・・・・・・・17 ・テネシー・・・・・・・・11 ・インディアナ・・・・・・11 ・ミズーリ・・・・・・・・10 ・サウスカロライナ・・・・・9 ・アラバマ・・・・・・・・・9 ・ケンタッキー・・・・・・・8 ・ルイジアナ・・・・・・・・8 ・オクラホマ・・・・・・・・7 ・ミシシッピー・・・・・・・6 ・アーカンソー・・・・・・・6 ・カンザス・・・・・・・・・6 ・ユタ・・・・・・・・・・・6 ・ウェストヴァージニア・・・4 ・アイダホ・・・・・・・・・4 ・ネブラスカの一部・・・・・4 ・ノースダコタ・・・・・・・3 ・サウスダコタ・・・・・・・3 ・モンタナ・・・・・・・・・4 ・ワイオミング・・・・・・・3 ・アラスカ・・・・・・・・・3 ・メインの一部・・・・・・・1
シナリオ1:ペンシルベニアを待たず「早朝までに」ハリス辛勝
前掲以外の残りが「スイングステート」つまり「激戦州」ということになるのですが、最終の世論調査等によれば、ハリス陣営は、五大湖地方の
・ミシガン・・・・・・・・15 ・ウィスコンシン・・・・・10
では、かなり優位に立っているとされています。この2州のことを、仮に「ライトブルー」としておきましょう。この「ライトブルー」全部を取って小計25、これに基礎票「ブルー」の226を足すと251になります。
いっぽうで、激戦州におけるトランプ優位とされているのは、
・ジョージア・・・・・・・16 ・ノースカロライナ・・・・16
で、小計は32です。これを「ピンク」としておきましょう。これを全部取ったとして、基礎票「レッド」の213に足すと245となります。
さて、これで残るのは、
・ペンシルベニア・・・・19 ・アリゾナ・・・・・・・11 ・ネバダ・・・・・・・・・6 ・アイオワ・・・・・・・・6
この4州で選挙人数の合計は42あります。どれも世論調査は拮抗しています。この中で、前回同様に時間がかかりそうなのはペンシルベニアですが、ハリス候補の場合は仮にペンシルベニアが未確定でも、残りの3州を取れば全部で251+23=274となり当確になります。
一方でトランプの側は、このアリゾナ、ネバダ、アイオワを取っても268でわずかに届きません。ということは、純粋に数字の問題として、現地火曜深夜から水曜の明け方にかけて当確が出るとしたら、ハリス候補が「アリゾナ、ネバダ、アイオワ」を3つとも取る場合になります。
もう一つの可能性は、サプライズでハリスが「ノースカロライナ」を取った場合は、残りの「アリゾナ、ネバダ、アイオワ」のどれか1州を取ればゲームセットになります。
反対に、トランプ側としては、「ピンク」まで入れて245ですから、どうしてもペンシルベニアの勝利が必要です。ということは、早期に当確が出るとしたらハリス氏の側ということになります。
シナリオ2:「ペンシルベニア待ち」で当確は金・土曜に持ち越し
ということは、仮にハリスの辛勝シナリオにならない場合は、自動的にペンシルベニアの結果待ちとなり、最悪で金曜もしくは前回同様に土曜まで当確は持ち越しという可能性が高いです。
シナリオ3:「トランプ勝利で早期決着」の可能性は高くない
各州レベルでは僅差でも、トランプ側が勝ち進むという場合もあります。とにかく、前々回の2016年では勝ってヒラリーを退けたわけです。それが再現される可能性は勿論あります。そうなれば、3州で44が245に乗るので289になります。ちなみに、ペンシルベニアが遅れるにしても、「ウィスコンシン+ミシガン」で25ですから、ちょうど270に到達して当確になります。
ただ、ウィスコンシンではハリス陣営が終始リード、ミシガンでもハリス氏の数字が戻る気配があるので、恐らくこの2つをトランプが奪還するというのは難しそうです。
シナリオ4:ハリスの圧勝はあるか?
今回はトランプ優勢の「ピンク」としましたが、「ノースカロライナ(16)」「ジョージア(16)」をハリスが取り、「ウィスコンシン(10)、ミシガン(15)、ペンシルベニア(19)」も確保。更に「アイオワ(6)、ネバダ(6)、アリゾナ(11)」も取ると、99を上乗せして325、このあたりがハリスの上限と思われます。
シナリオ5、トランプの上限は?
こちらは、基礎票の213にピンク(32)を足して、「ウィスコンシン+ミシガン+ペンシルベニア」の44、「アイオワ、ネバダ、アリゾナ」の33を加えた322が上限になりそうです。
アイオワの変化はあるか?
中部のアイオワ州については、序盤戦からずっと共和党優位という世論調査結果が出ていました。ですが、投票直前の2日(土)になってハリス氏が3ポイントリードという数字が出て全米を驚かせています。これは州都デモインの新聞『デモイン・レジスター』が公表したものです。
この調査ですが、既に撤退した「第三極」のロバート・ケネディ・ジュニア氏(RFK)が3%を稼いでいるとしています。RFKはトランプを支持しているので、仮にこの3%がトランプに入れば互角となるわけですが、この数字をどう見たらいいのかは難しいところです。
アイオワは農業州です。ですから、不法移民の労働力が本当に追放されてしまうと深刻な労働力不足に陥ります。また、大口の輸出先である中国との通商問題が深刻になるのも困ります。また、ここ10年は共和党に傾斜しているものの、中絶問題などではリベラルな女性票が強いという見方もあります。
また、2008年にはオバマが勝った州でもありますし、その頃までは党員集会を最初に行うことで、スイング・ステートとしての存在感を見せていました。そのように誇り高いアイオワ人は、もしかしたらサプライズを起こすかもしれません。
ペンシルベニアは本当のところはどうなのか?
こちらはアイオワとは条件が違います。私はニュージャージーとペンシルベニア(PA)の州境の近くに住んでいるので、TVもフィラデルフィアのローカルを見ていますし、色々な用事で行くこともあり、土地勘もあります。
とにかく、非常に極端に異なったグループに分かれているのがPAの特徴です。東の州境に近いバックス郡などは、完全に東部の気風です。また東部の大都市フィラデルフィアも東部の大都市で、民主党が強いですし、アフリカ系のコミュニティも大きいです。
また、西部のピッツバーグも大都市であり、その中心部は金融とテックによるニューエコノミーが盛んで、民主党が優勢です。ところが、巨大な州(ほぼ長方形なので北海道より大きい)に、1300万人(北海道の2倍以上)が住んでおり、この2大都市を除く地域はアパラチア山脈の褶曲した山と谷が斜めに走っています。主要産業は畜産になります。大平原のような大規模な農業はできません。
従って、山間部の気風は非常に保守的です。よく言われるのが「フィラデルフィアとピッツバーグ(500キロぐらい離れていますが)の間に「アラバマ」が挟まっている、という形容です。しかも貧富の格差が半端ではありません。実は、今でもKKKなどの過激な極右が潜んでいるのはPAだという説もあります。また、PAの成り立ち自体が欧州の宗教弾圧から逃れた人々を収容する「究極の信教の自由」を実現する州という自己規定があり独特の宗教共同体があったりします。
その一方で、南北戦争以前は、南部から逃れた奴隷を逃がすための「地下鉄道(支持者のルート)」の拠点でもあったことから、特に東部は人種の多様性を誇りにしていたりもします。つまり極めて多様なのです。ですから、現在のように左右対立の激しい中では、様々な立場のグループが両派に分かれて競っているとも言えます。
製造業の没落という「ラストベルト」の感覚も濃厚ですが、一方で金融やテックの成功事例が多い中では格差の問題がどうしても実感されてしまう、これもPAの特徴です。従いまして、数字がここまで拮抗(多くの世論調査で差が1%以内)つまり、誤差の範囲内という中では、全く予想がつきません。
全く個人的な感想ですが、アイオワの農家ではスッタモンダの挙げ句に、奥さんに押されてダンナさんもハリスに入れるかもしれない、そんなイメージがあります。ですが、PAの場合は、夫は奥さんに黙ってトランプに入れ、奥さんは夫に黙ってハリスに入れるというような複雑性がありそうです。とにかく、PAについては良く知っているだけに、全く何の予想もつきません。
いずれにしても、極端なシナリオを描くことはできる一方で、可能性としてはPA待ちとなるケースが最も濃厚。しかもPAについては、蓋を開けてみないと全くわからないと言うしかないようです。
投票率の問題
基本的に言えるのは、トランプ派の運動というのは「過激なトークを楽しむ」というエンタメを中心にしており、内容も政策論ではないことから、「切羽詰まった雇用や経済」の問題から投票する層をターゲットにしてはいません。ということは、投票率頼みの浮動票に期待する部分が大きいわけです。
例えば前回の2020年はとにかく、両陣営併せて1億4千万票という前代未聞の投票があった中で、バイデン辛勝という結果が出ました。今回のトランプも高投票率を実現して「保守浮動票」をかき集めるというのは、勝利のシナリオとして必須なのだと思います。
この点においては、前回は「郵送投票はいかがわしい」としていたトランプ陣営も、今回は「郵送投票の積極推進」という運動を展開している中で、投票当日の行動と最終的な得票の関係は簡単に論じることはできません。
「トランプ派が、郵送投票を信じて大量に入れるかどうか」
「トランプ派が、仮に郵送投票を前回同様に忌避したとして、当日の投票率はどうか」
という2つの観点がかなり重要であると思われます。
当初は5日の投票日は雨の予報だった中部も、予報は晴れに変わっています。PAは全州が好天で暖かくなるという予報もあります。これはトランプ有利に働くかもしれません。
いずれにしても、ズバリ予想というのは、今回は特に難しそうです。まずは冷静に投開票の推移を見守りたいと思います。
※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2024年11月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。今週の論点「米大統領選、開票の混乱はあるのか?」「国民民主党のパーシャル連携、その難しさを考える」もすぐ読めます
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image by: Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons, Gage Skidmore from Peoria, AZ, United States of America, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons