理路整然と現状報告するホンダ、威勢の良いことばかり言って前倒しする中国。自動車業界で今何が起きているのか?

 

どうしても前倒ししたい

中国勢は威勢の良いことばかり言って、前倒しで全固体電池の量産を実現しようとするきらいがある。

今回のホンダのように、理路整然と現状を報告、そこから見える予期可能な未来を見せる、というのを軽視、PRに躍起になっている感が強い。

それもまた中国らしさだが、中国勢は全固体電池の量産において、やや現実を見据えている点もある。

日本のある数値は3倍へ

全固体電池の特徴の一つにエネルギー密度の上昇によるバッテリー性能の飛躍的向上が挙げられている。

現状の電池の場合、高性能なものでも150Wh/kg前後、200Wh/kgには届かないのが通常。

日米欧韓の全固体電池の構想によれば、これが500Wh/kgに跳ね上がるというのが標準ライン。

特にドイツ勢と比べて日本勢はより高い数値を求めており、トヨタは600Wh/kgを掲げる。

中国勢は1.5倍程度

それに比べると中国勢の構想では、Cheryが600Wh/kgを標榜するが、基本は300~400Wh/kgが標準。

2025年量産を掲げるJACが300Wh/kgで、トヨタの実に半分程度を想定しているに過ぎない。

とりあえずやはり名ばかりの全固体電池を世界に先駆けて発表することを求めている姿勢が改めて浮き彫りになった。

その間に着々と日本勢が本物の全固体電池を開発、リリースしてくれることに期待したいところ。

出典: https://mp.weixin.qq.com/s/V51XFJLHfgDleCYpsCckCw

 

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