なぜ中居はヘラヘラ笑った?2023年7月の『渚』にまつわる疑惑
芸能界の底知れぬ闇を感じさせるのは、渡邊に対する誹謗中傷だけではない。実は今、ネット民たちの物議を醸し、考察の対象となっているラジオ番組がある。中居正広ラジオ「ON&ON AIR」(ニッポン放送)がそれだ。前出のネットメディア編集デスクが説明する。
「『ON&ON AIR』は中居がパーソナリティを務めるトーク番組ですが、これの2023年7月1日放送分の音源が“発掘”されて、ネット上で急拡散しています。何が問題かというと、この日の番組冒頭でかかった曲が、なんとスピッツの『渚』だったのです」(ネットメディア編集デスク)
この日、番組冒頭の話題は「電動キックボード」。2023年7月の法改正により、16歳以上なら運転免許不要、ヘルメットなしで乗れるようになった電動キックボードについて、中居が「歩道も危ない、車道も危ない」などと苦言を呈する、至って真面目な内容だった。
「ところが冒頭のトークがおわって、最初の曲紹介に入るところで突然、スタジオの空気が変わります。スピッツ『渚』の曲名を、中居らがヘラヘラと笑いながら読み上げたんです」(前同)
直前までのトークは3分弱で、笑いをともなう内容ではなかった。また、スピッツの『渚』は、オリコン初登場で1位を獲得した1996年の名曲。江崎グリコ『ポッキー』のCMソングとして有名だが、笑いを誘う要素はメロディにも歌詞にも一切、含まれていない。
にも関わらず、中居らはこの曲を紹介する際に、どうしても笑いを堪えきれなかったとみえる。該当箇所を文字起こしすると、その異常性がよくわかるのだ。
「スピッツ…w」
「ウヒヒ…w これって…ww 渚www」
中居に何があったのか?
「いったいどこの世界に、スピッツの曲紹介で“草”を生やすバカがいるんだ、という話です。SNSでは、2023年7月という番組放送時期から、中居たちは同時期にPTSDを発症し入院することになる渡邊渚さんを笑い者にしていたのではないか?という見方が広がっています」(前同)
各社報道などから時系列を整理すると次のようになる。
- 2023年6月:被害者のX子さんと中居の間で事件発生(文春)
- 2023年6~7月:X子さんが精神疾患の症状で入院(文春)
- 2023年6~7月:渡邊さんが体調不良を理由に休業、のちに自身のSNSでPTSDだったことを公表(本人)
- 2023年7月:入院中のX子さんにフジ幹部が「中居さんからです」と見舞い品を持参(文春)
- 2023年7月:渡邊さんは入院後も過覚醒や光線過敏症の症状に苦しんだ(FRIDAYインタビュー)
- 2023年7月1日:「スピッツ…w」「ウヒヒ…w これって…ww 渚www」(中居正広ラジオ「ON&ON AIR」)
重ねて念を押すが、渡邊は「中居の被害者」として名乗り出ているわけではない。また文春の記事に登場する被害者の「X子さん」も「当日のことは、私の口からは一切お話しできません」と固く口を閉ざしている。
だからこれは、私たち一人一人の感じ方の問題になるだろう。非難されるべきはいったい誰なのか?ちなみに、中居の「ON&ON AIR」は、基本的に生放送は行わない録音番組だという。