米国株投資で大成功の作家・鈴木傾城氏が「2025年にガチホする株、現金化する株」トランプが何を言おうが「当然の準備」でカネは自然に増えていく

 

ただでさえ上がりすぎなのにもっと上がっていく?

いろんな指数が「買われすぎ」「上がりすぎ」を示しているのだが、だからといって2025年は暴落するというわけではない。世間の人々は相変わらず投資ブームに浮かれているし、メディアは投資を煽っているし、人工知能の熱狂もすぐに終わりそうにもない。

面白いことに、株式市場が上がっている中で、ゴールドも上がっているし、仮想通貨も上がっているし、美術品やコレクターズアイテムも上がっている。いろんな投資対象が幅広く買われている。

とにかく、「買え、買え、買え」の姿勢だ。

こうした熱狂は、何か決定的な暴落でもこない限りは、想定以上に長く続いていったりする。そう考えると、2025年は暴落するどころか、もっと上がることすらもありえる。もっと市場が上昇したら、こんなところで足抜けした私は馬鹿のように思われる可能性もある。

しかし、ただでさえ上がりすぎなのにもっと上がっていくのであれば、そっと利確して足抜けしていくのは合理的な判断であると思わないだろうか?

そんなわけで、私は株式市場のゆくえを予測しているわけでも何でもないのだが、2025年は様子を見つつ、株式へのエクスポージャーを減らし、現金比率を高める方向で動くことに決めている。

どのみち、トランプ政権の再稼働によってグローバル経済は国家間の激しい対立に振り回されることになる。

トランプ大統領は恫喝外交を進めるはずなので、アメリカと中国の対立だけでなく、アメリカと欧州の対立、アメリカとカナダの対立、アメリカとメキシコの対立も間違いなく起こる。

半導体セクターにしても、トランプ大統領は「台湾が我々のビジネスを盗んだ」と叫んでいるわけだから一波乱も二波乱もあるだろう。

そのたびに市場は激しく変動していくことになるので、その変動に振り回されるよりも、一歩引いて「何か決定的なこと」が起こるのを様子見していたほうがいいというのが私の判断だ。

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