吉高由里子“御曹司と破局”報道に芸能記者たちが抱く違和感。なぜ「彼の束縛が強すぎる」という理由は「ウソっぽい」のか?

2025.01.07
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NHK大河ドラマ『光る君へ』で、主人公のまひろ(紫式部)役を演じきった女優の吉高由里子さん(36)。プライベートでは“タワマン同棲”を経て結婚秒読みとみられていたジュエリー·ブランド御曹司との破局が報じられましたが、多くの芸能記者たちの反応は「結婚目前にそんな理由で別れるか!?」というものだったそうです。今回はこの破局報道の“正しい読み方”を、ベテラン芸能ジャーナリストの芋澤貞雄さんが解説します。

「そんな理由で別れるか!?」吉高の破局報道にザワつく記者たち

紙媒体でも、SNSでも、思わずタイトルに引き込まれて読んでしまう記事があります。

某夕刊紙でよく使われる、“〇〇結婚…”に続く言葉がちょうど折り目で、そのタイトルだけが目について「えぇっ!」と思い購入、1面を開いてみると“〇〇結婚か!?”に何度騙されたことか…。

SNSでは、もの凄いタイトルに惹かれ熟読してみると、結局“最新の情報が入り次第更新します”とか、どこかで読んだ投稿を寄せ集めただけだったりすることに、思わず“な~んも、新しい情報は無いんかい!”と突っ込んでしまいたくなります。

似た感覚を最近味わいました。

それは、“元日婚の可能性もあった? 令和の「光る女君」吉高由里子の恋の行方は”という記事を投稿した『デイリー新潮』です。

吉高といえば、昨年12月に『文春オンライン』が、ジュエリー·ブランドの御曹司との破局を報道したばかりですが、スポーツ新聞の中にはこの破局を確信できず、“クリスマス婚”とか、元旦の1面を“吉高、結婚!”で飾る予定だったところもあったといいます。

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『文春~』の一報で、芸能記者たちがいまいち確信を持てなかったのは、その破局理由に不自然さがあったからでした。

記事では、“彼がベタ惚れしすぎて、吉高を束縛してしまったため…”と報じていましたが、ほとんどの芸能記者たちは“こんな理由で結婚目前で別れるか?”と半信半疑だったのです。

そこで私も、少しでも真相に迫れるならと『デイリー新潮』を読んでみたのです。

大河ドラマ『光る君へ』も終わり、タイミング的には結婚発表にはいい頃合いでしたから、本当に別れたのか否かのもやもやを、解消できたら…という意味で。

「束縛が強すぎて…」「多忙からのすれ違い」と書かれるときは、別の破局理由がある

さてその記事の感想は、タイトルにある“吉高由里子の恋の行方は”に引かれた私の期待が大き過ぎたようでした。

記事は『文春~』の報道を否定せず、『光る君へ』撮影中に破局を迎えた吉高が、それでもテンションが下がらず収録を続けられたのは松下洸平の存在があったから…と書いてありました。

だからといって、松下と交際しているとかではなく、恋愛体質の吉高から今年も目が離せない…という、な~んも当たり障りのない内容でした。

“しつこく”考えれば、御曹司の電撃破局の陰には、松下洸平との微妙な化学反応があった…と読めなくもありませんが、具体的なことは一切ありませんでした。

皆さんに知っていただきたいのは、芸能マスコミが有名人の破局に触れた報道をする時、その理由として“強すぎる束縛に辟易した”とか、“多忙からのすれ違い”を挙げたときには、ほぼほぼ別に何か他の理由があると想像して間違いない、ということです。

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もちろん真相は本人しか分かり得ないことですが、別れた理由を表現するには、これ以上便利な言葉は他にないでしょう。

何か“書けない裏付け”があって『デイリー新潮』はこんな中途半端な記事を投稿したのか、それとも共演者やスタッフをメロメロにする魅力溢れる吉高を持ち上げたかったのかはわかりません。

ただ吉高が、何人かいる、“恋愛や結婚の行方が気になる女優”のひとりであることは間違いない事実でしょう。

大河ドラマのヒロインを演じ切った彼女の今後の動向に注目です。

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プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

image by:ACROFAN, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

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