中居正広 性加害の核心は「組織的キメセク」か!? 文春砲が暴いたフジ老害「若者虐待」の実態…渡邊渚以外に被害拡大も

2025.01.08
by 東山ドレミ
 

杜撰な社内調査。フジテレビ側の「完全否定」に説得力がない理由

今回の文春砲はこれ以外にも、フジテレビのコンプライアンス関連部署の呆れた実態やX子さん以外の複数の被害女性の存在、同社幹部による女子アナを使った“接待”などについて貴重な証言を報じている。いずれも、フジテレビによる“組織的犯行”を強く疑わせるものばかりだ。

一方、フジテレビ側は文春の取材に対して、港浩一社長も佐々木アナも知らぬ存ぜぬの一点張り。そもそも同社は先月27日に声明を発表した時点で、一連の疑惑について「事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と完全否定してみせた。

ただ、業界内でフジテレビのこの説明に納得している者はほとんどいない。テレビ制作関係者が指摘する。

「ごく一部の中居ファンは別として、いま我々の業界でフジテレビ側の主張を信じている人間なんてまったくいません。比喩ではなく皆無です。十分な真実相当性がある不祥事報道に対して、フジはまともな社内調査も行わず、脊髄反射で疑惑を否定しているだけですからね。女性セブンが最初にスクープしたのが12月19日で、文春砲第1弾が12月25日。スキャンダルが出るのを事前に把握していたにせよ、わずか1週間たらずで自社の疑惑を否定できるわけがない。ハナから真相を究明する気なんてないんですよ。テレビ業界でも、現場の人間はこの事件を報道したがっているのですが、それに上が“待った”をかけている。周囲はいたたまれない空気になっています」(テレビ制作関係者)

昨年時点でフジ社内は大混乱か?

さらに、弊サイト(まぐまぐニュース)の担当編集者も、奇妙な出来事に遭遇したという。

「実は先月25日の午前中、“フジテレビの者”を名乗る人物から、電話とお問い合わせフォーム経由でクレームがあったんです。当初は発信元が携帯電話で所属すら名乗らず、まるで新手の詐欺電話のようでした。その後、メールの文面などからフジテレビ企業広報部の人物であることは確認できましたが、その言い分は支離滅裂。“奇跡の9連休”の前になんとか面倒くさい仕事を終わらせたい、という熱意だけは伝わってきたものの、こちらとしてはどうにも対応のしようがありませんでした」(まぐまぐニュース編集者)

その際にフジから送られてきた文面が下記だという。どうやら12月21日の記事12月23日の記事を削除させたかったらしい。だが、何がどう“事実無根”なのか具体的な説明は一切ない。一体どういう了見なのか。

[ 2024/12/25 10:35 ]

御社が本日記事を出した2本ですが、フジテレビに関して事実無根の内容が多々書かれています。
至急削除をしていただかないと困ります。
とにかく至急のご対応をお願いします。

先月25日の午前10時台と言えば、2時間後には電子版の文春砲第1弾が公開されようかというタイミング。すでに予告が世間を賑わせていた。常識で考えれば『まぐまぐニュース』にクレームをつけている場合ではないはずだが、よほど社内が大混乱に陥っていたのか。

いずれにせよ、フジテレビがまともに社内調査をしたうえで疑惑を否定しているとは思えない。文春の取材によると、少なくとも中居サイドはフジテレビから聞き取り調査などを受けていないとされる。

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