代筆が当たり前の芸能界、そのゴーストライティング事情とは?
大昔、アイドル歌手の松本伊代が、自身の著作本の読みどころを聞かれたとき、「あ、ごめんなさい。まだ読んでいないのでわからない…」と答えた有名な話があります。
“自分で書いたんじゃないのかい!”…当時はテレビの前で全国民が総ツッコミしたものでした。
週刊誌や月刊誌で連載されるエッセーや著作本に関して、文章を書くのが苦手なタレントの場合は、スタッフなりゴースト・ライターなりが事前にテーマの打ち合わせや、テーマに沿った会話を録音し、文章に起こすという作業は当たり前にあります。
中には「私になったつもりで、好きに書いていいよ」なんていうタレントも。昔なら鉛筆の芯で手を黒くしたり、今ではPCやスマホでキーボードを叩いたりするのは、ほとんが第三者なのです。
『timelesz』の今回の騒動で、裏切られたと感じたファンが多くのコメントを寄せたということは、逆に言えば、佐藤が自ら“いたずら”を告白しなければ、ファンは半永久的に“他の誰かが書いたブログ”を、佐藤のものと信じて読んでいたであろう、ということですよね…。
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驚いたこと2:佐藤勝利に「バラしちゃダメ」を言える人間がいない
もうひとつ、この“いたずら”が、ファンの信頼を裏切る行為になってしまう前に、どうして佐藤なり『timelesz』のスタッフが対処できなかったのだろう?という疑問も残ります。
危機管理能力や管理体制…タレントへのマネージメント体制が、『STARTO ENTERTAINMENT』では機能不全に陥っているのではないだろうか…と思うのは考えすぎでしょうか…。
これではなんだか、佐藤がこれまで作詞提供した楽曲や雑誌への連載まで信用できなくなってしまいますよね。
まさか『NEWS』加藤シゲアキの小説や舞台台本、エッセーは、“代筆”なんてことはありませんよね…?なんて、そこまで疑いたくなるような今回の“ブログ代筆”騒動、なんとも残念に思ってしまった私です。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
image by :timelesz プロフィール|STARTO ENTERTAINMENT









