Googleマップ上で口コミや写真をアップするとレベルが上がり、得点がもらえる「Googleローカルガイド」。ここで高く評価されるためには何が必要なのでしょうか?人気コンサルタントの永江一石さんは、自身のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の中で、自身がインスタグラムで試してみた感触をもとに、高く評価されるためのコツを明かしています。
Googleローカルガイドで高く評価されるには
Question
Googleマップのローカルガイドで写真やクチコミを時々アップしています。10年ほど前に地元で馴染みのバーなど数店の何か応援になることはないかとGoogleマップに写真を投稿してみたのが始まりです。
私は出かけ先のお店を探すときは地図ベースで探し、グルメサイトは地図で選んだあと詳細確認したいときのみ見る感じです。なので行ってみないと分からないことや気付いたことなど、探す人に何か役に立つことをなるべく書くようにし写真も考えてチョイスします。自己満の地元アピールですが私はそれで十分です。
Googleからの催促メールにも上手に乗せられて地域のお店情報をアップしていたら、蓄積もあって結構な数の閲覧数になって驚いています。
このローカルガイドの機能ですが、役立ったクチコミへの投票や投稿者をフォローする機能が付いたり、気付くと変化していて、投稿者さんによってはフォロー数も被フォロー数も数千人(明らかにフォロー返し目的でやっている)な人も見受けられます。ローカルガイドはSNSではないので意味ないはず(私の想像力不足なだけかも)ですが、今後の変化を先読みしているとか、何か理由があるんでしょうか。真似する気はないですが何かスッキリしません。
Googleマップの使われ方が変化しているとか(広告が増えた感触はありますが)、お気づきの点があれば教えていただけないでしょうか?
永江さんからの回答
実はGoogleマップもYouTubeやInstagramと同じで、どんな投稿がよく回るのかは誰も完全には把握していません。もしそれが分かればコンサルティングできるくらいの価値があります。
わたしも自分のInstagramで少額の広告を出して試してみたりしていますが、おそらくローカルガイドも似たような仕組みがあると思うんです。まず表示順位が重要ですよね。上に出たほうが評価されやすいし、下の方はなかなか見てもらえない。
そこで何が効くかというと、まず詳しい自己紹介です。この人が誰なのかきちんと分かった方が信頼されますから。SNSでも同様で、匿名でどこの誰か分からない人より、実名顔出しでフォロワーの多い人の投稿がおすすめに出やすいのは確実です。
またYouTubeもInstagramも初速が重要です。わたしの経験だと、たった200円のInstagram広告でも、何もしない時は500回しか回らないものが、1500回も再生されたりします。おそらく初速がつくと「これは話題になっているな」とアルゴリズムが判断して、もっと多くの人に見せるようになるのではないかと推測。
またローカルガイドでは「役に立った」という投票がついている人は評価が上がりやすいでしょう。これはSEOと同じで、インチキなフォロワーやフォロー返しは意味がなく、きちんとした信頼性のあるユーザーからの評価が大事なのではないでしょうか。
結局のところ、Googleはコンテンツを詳細に分析していますから、基本に戻って誠実で質の高い投稿をするしかないと思います。実際と違う内容を書いたりすればマイナス評価になるでしょう。
これはあくまでわたしの推測の域を出ませんが、そんなに外れてはいないのではないかと。小手先のテクニックより、本当に役立つ情報を提供することが一番の近道だと思います。
この記事の著者・永江一石さんのメルマガ
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