単店で月2000万円も売り上げる企業が使っている「3つの分析手法」

 

■ii)時間帯別・用途別前年対比推移

二毛作業態の場合気をつけるべき点は、売上全体で前年対比を見ると失敗します。

例えばこんな店があったとします。

売上:98%

客数:93.3%

単価:105%

こう見ると大丈夫か!?満足度下がっているんじゃないか!?ってなりますよね。

でも、こう見るとどうですか?

<昼>

売上:106%

客数:101%

単価:105%

<夜×食事>

売上:106%

客数:101%

単価:105%

<夜×飲み>

売上:92%

客数:90%

単価:103%

もう言わずもがなですよね。

昼と夜の食事需要は満足度も高いので、引き続き今の努力の延長で価値の創出。

そもそもテコ入れすべきは夜の飲み需要。実際にこちらのご支援先で生じたことなのですが、店長さんが基本17時に退勤。

その為、夜のバトンタッチ社員さんへの教育・フォトーが完全に滞っており、シンプルに店の基礎力が下がっていた状況でした。

これをテコ入れされて約3ヶ月。

これで夜の飲み需要の客数も戻ってきて、そのタイミングでドリンクのキャンペーンを打ち、全ての客数をプラスにする事ができました。

売上の前年比分析はするのに、二毛作など用途別で分けて価値提供しているのに分析自体は分けてできていない。

このケースはあるあるで非常に勿体無い。今やクラウドレジでボタンひとつで設定可能なので、しっかりと進めたいところです。

■iii)曜日別・客層別分析

こちらは曜日別で本当に客層が異なります。

その為客層分析として、

・男性1人

・女性1人

・ビジネス

・デート、夫婦

・子連れファミリー

・インバウンド

これを分析しています。

この分析から活かしたいのが「商品企画」です。例えば今の春休みシーズンでーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年3月24日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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