年金に頼れない私の「収入アップ」大作戦。今の状況は…
「(1)収入アップ」に関して、私の本業がらみでは、
- 著作
- 講演(録画使用料)
- 起業塾(いまはお休み中)
- 取材協力
- この有料メルマガ
- 最近始めた携帯電話代理店手数料
があります。
この中で、現状最もウェイトが大きいのは印税収入で、ラインナップが増えれば過去の電子書籍や海外版権なども増えますから、1つの作品の収益は小さくても、合計すればそれなりの金額になります。
しかもこれは完全不労所得なので助かります。
ただし、著作業は今後、細っていくのは確実です。
ここ数年ヒット作が出ていないことから執筆依頼も減っており、その状況は他の出版社も知っている(各出版社は「パブライン」という、紀伊国屋書店の販売データを閲覧で きる)ため、あと数年でゼロになると思います。
すると、今後の印税は電子書籍と海外版権だけになります。
そこで、まだ電子書籍化されていない古い著作が絶版になったら、それらを自前で電子化し販売するか、たとえば1冊を章ごとにバラしたものをnoteなどで販売してもいいかなと思っています。
講演もコロナ以降は激減し、年2回くらい。昨年は1回だけ。おそらくこれもゼロになりそうです。
これは私だけでなく、セミナービジネス全体の傾向です。
かつてのように、たとえば証券会社が著名人を講師に招いて無料セミナーで集客し、そこで集めた顧客リストをもとに追客するという手法は減っています。
むろん「投資フェア」などのような展示会は今でもその手法が中心ですが、これは来場者数を稼げれば出展社への営業につながるからでしょう。
最近の金融各社はプレゼントやキャンペーンで集客し、さらに自前(自社社員)によるセミナー・勉強会をメインにしています。セミナーだけが目的で来る人が多く、実際の成約率が低かったからかもしれません。私がよく呼ばれていた証券会社でも、セミナー目当てという人はいましたし。
ゆえに、特に金融関係では講演家が活躍できる頻度も減っている印象です(なので、かつて講演などで顔を合わせたことのある投資家・講演家の多くは、いまYouTuberなど動画系に軸足を移しています)。
さらには、ビジネス系雑誌も絶版が相次いでいますし、取材も私のような古参ではなく新進気鋭の若手経営者や若手ビジネスパーソンへと世代交代が進んでいます。
マネー系雑誌では広告タイアップの取材記事が増えていて(広告を出稿する代わりに記事を載せてもらう)、純粋な投資家が出る頻度もやはり減っている印象。
という感じで、これまで私が主戦場にしていた著作・講演・取材などは、いずれももう仕事にはならない時代環境になってきているわけです。(次ページに続く)








