自分という商品の「旬」が過ぎた後に、どうお金を稼いでいくか?
どんなに一世を風靡した人にも、やはり賞味期限というものがあります。
タレントや女子アナに限らず、どんな世界にも「旬」があり、世代交代がある。古い人は呼ばれなくなり、若い才能が出てくる。
だから売れているうちに、売れなくなったときに備えて次の手を打っておく必要がある。
たとえば、ビジネス自己啓発書のブームを作ったと言っても過言ではない勝間和代さんは、今はプライベートな勉強会である「勝間塾」をメインにしているそうです(彼女と親交があった人に聞いた話なので、詳しくはわかりませんが)。
私の知人関係での例外は、たとえば精神科医の和田秀樹さんでしょうか。私が高校生の頃に「受験は要領」という本を読んだのが初めて知ったきっかけで、その後は「著者の会」で何度かお会いした程度ですが、いまでも精力的に執筆をされています。すごいなあ…。
しかし、ほかの著者仲間はやはり表舞台(講演・著作・取材・テレビ出演などの情報発信)からは身を引き、企業研修などの本業に回帰していたり、大学の講師や准教授になっていたり、景気のいい時代にお金を稼いでビルを買っていたりなど、それぞれが次のステージへと移っています。
私も、著作を年間平均3~4冊も出していた20014~2023年頃までは、その収入を太陽光・FX・株・投信・暗号資産などの運用にフルベットしてきました。
今でも収入のほとんどは株やFXに追加投資しているため、現状はいわゆる「投資貧乏」みたいな感じで、貯蓄はほとんどありません。
最近では明確に、自分は著者・講演家としては旬が過ぎたと認識していますが、その一方で私は運がいいなとも感じます。
というのも、かつてオンラインビジネスに切り替えたのは、3.11での原発事故がきっかけでしたが、そのおかげでコロナでも影響を受けずに済みました。そして専業投資家に舵を切ったのはコロナがきっかけでしたが、こういう状況でも運用益で賄えているからです。
むろん、リアルの仕事が減っていくのはわかっていたとはいえ、昨年まではそれほど確信を持って狙ったわけではないので、本当に運が良かったとしか思えないと感じています(起業塾も真剣にやればそれなりの収入になるとは思いますが、なにぶん私は他人をケアするのが苦手のため休止中…)。(次ページに続く)









