地底には「もうひとつの地球」が存在する?スノーデンが暴露した“都市伝説”は現実か虚構か

 

地底人は本当にいるのか──証言と奇妙な一致から

地底人に関する最古の言及のひとつが、ノルウェーの伝承にある「アガルタ(Agharta)」と呼ばれる地底王国である。またチベット仏教の一部には、「シャンバラ」と呼ばれる地下世界が存在すると語られる。

実際、地下世界という概念自体は非常に古く、古代ギリシャの冥界ハデスや、インド神話の蛇神ナガが住むパタラなど、世界中の神話に登場している。

地下は常に「隠された世界」「神聖または禁断の領域」として扱われ、人類の無意識や精神世界と結びついてきたのだ。

アガルタに関しては、19世紀末のフランス人オカルティスト、アレクサンドル・サン=イヴ・ダルヴェイユが著書で紹介し、西洋世界にその存在が知られるようになった。

地底に広がるこの理想郷では、高度な精神性とテクノロジーを持った存在たちが、地上の争いから離れて暮らしているとされる。

テレパシーやエネルギー制御などを用いて自然と調和し、戦争や欲望のない社会を築いているというのだ。地球空洞説とも深く関連しており、南極やヒマラヤに出入り口があるという説も根強い。

一方のシャンバラは、チベット密教における伝説の聖地である。

別に都市伝説でもなんでもなく、サンスクリット語で「静寂の地」を意味し、『時輪経(カーラチャクラ・タントラ)』にはその存在が詳細に記されている。

選ばれた者だけがたどり着けるこの場所は、未来の救世主「ルドラ・チャクラ」が出現する場所とも言われ、もともとは宗教的な象徴だったが、近代以降はアガルタの首都として語られることも増えた。

二つの伝承はしばしば混同される。

このように、地底世界のイメージは時代や文化を超えて共通しており、アガルタやシャンバラといった名前は、単なる神話ではなく、我々の深層心理に根ざした「もうひとつの地球」の可能性を映し出しているのかもしれない。

なんか、つじつまが歴史と共に少しずつ寄り添ってくるのだ。

リアル版としては、近代において、アメリカ海軍のリチャード・バード少将が南極探検中に地底に到達したという記録が残っている。これはいろんなYouTuberが扱っているのでぜひ見てみてほしい。

バード少将は1947年の探検中に「内側から照らされた太陽」や、「空飛ぶ円盤を操る知的生命体」との遭遇を日誌に記したとされるが、この記録は長らく封印されていたという。

また、近年増加している不可解な「地中からの音」・・・いわゆる「ハミング現象」や「地鳴り音」が各国で報告されており、これを地底人の活動音と結びつける説も根強い。

地底での遭遇体験──「消えた探検隊」の記録

1950年代、ブラジルのアマゾン奥地で、政府公認の地質探査隊が突如消息を絶った。

隊員は8名で、その後、ジャングルの奥地でテントや装備が発見されたが、誰一人戻ることはなかった。

現場には奇妙な球体の焼け跡や、溶けた地面のような痕があり、調査にあたった地元部族の長老は「地下の民が怒った」と語ったという。

この事件は一時的にニュースになったが、その後政府の関与により報道は途絶えた。しかし、2020年になって一部の報道関係者が匿名で内部資料をリークした。

そこには、探査隊が「地底への巨大な亀裂」に入ったという最終通信記録が記されていたというのだからこれも驚愕。宇宙も未解明だが、まだまだ地球の未解明さも捨てたもんじゃない。

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