MacBookはキーボードやトラックパッドなど、とにかく手を上げることなく、操作し続けることができる。
当時、iPadは登場したばかりであり、外付けのキーボードを使うことも少なかった。そのため「Macはキーボード、iPadはタッチ」という棲み分けがキッチリとされていたのだ。
ただ、その後、iPadにはキーボード付きのカバーなどがオプションとして出てくるなど、キーボード操作も取り入れられている。しかし、考え方としては「タッチやペンがメイン」であり、OSとしても、それぞれ別々というスタンスを崩していないのだ。
2011年、iPadは出たばかりであったが、フィル・シラー氏は「iPadの市場規模はパーソナルコンピューターよりも巨大になるのではないか」とも語っていた。
アップルとしては、今回、iPadOSで複数のアプリを同時に起動させることを可能にすることで、さらに利便性を上げ、初めてコンピューターを買う層を広げるつもりなのだろう。
まずはiPhoneからアップル製品に親しんでもらい、次にiPad、本格的な仕事をするようになったらMacBookというステップアップが着実にできているようだ。
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