居酒屋は本当に“終わった”のか?POSデータが語る「勝ち残り店舗の商品戦略」とは

 

■ボリュームのイメージ

男性450-550グラム
女性350-450グラム

この辺りを可食グラム数として捉えています。その前提で7品は頼んで頂きたい。

その為結果的に一皿ボリュームとしては「150グラム」を基準にしています。

昔ながらのがっつりシェア!というよりは一人でも楽しめるようなグラム数ですね。

実際一人でのご来店も多く、3-4品頼んでぱっと飲んで帰る用途も多いのは印象的です。

150グラムはあくまでも基準値なので、メイン系は180グラム、アテ系は120グラムなど全体的な調整は行われています。

■カテゴリートップの組み方

上述の通り全体で「50アイテム」程度です。その中でも飲食的なのがカテゴリー。

いわゆる「アテ」や「冷菜」「温菜」と言われるちょこちょこ楽しめるメニューが豊富!

以前の居酒屋なら、アテ、サラダ、焼物、揚物、ご飯、甘味 

などがばちっと分かれていましたが、この辺りが曖昧になっており、衝動的に頼みやすいものが30アイテムです。

・フルーツとクリームチーズ白和え

・芋とマスカルポーネ

・鮮魚とフルーツのカルパッチョ

・痺辛系のよだれ鶏

・とろたく

・おでん大根天ぷら

・明太春巻き

・すき焼きコロッケ

みたいな「定番だけど一手間だけ」メニューが明確なカテゴリーにわけず、頼みやすい領域で30アイテム配置。

反面、いわゆるメイン系や締め系のアイテム数は少なく、最低限の3アイテムずつくらいです。

立地的にデザートが必要な場合も、最低限の3アイテムくらいです。

3アイテムというのがアイテムパワーとしてカテゴリーを作るには最低限の品数です。

これより少ないとカテゴリーが成り立たず出数を増やすのが難しかったりします。

■映え意識の変化

従来のボリュームもりもりでの映え系!みたいなのは一切狙いません。

その代わり、ーーー(『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』2025年6月16日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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関西学院大学卒業後、新卒で船井総研に入社。当時史上最年少にてフード部のマネージャー職へ。その後事業承継と起業を行い、 京都にて外食・中食業態を複数経営しつつ、多くの企業をサポート。事業規模は年商2,000万~1兆円企業まで幅広いです。外食/フードデリバリーが専門領域なので、それについての情報を書いています。

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