致命的な外交能力の無さ。“ボッチ”石破をトップに戴く自公政権を参院選で終わらせるべきこれだけの理由

 

批判を悪口と捉え周囲にボヤき続ける「胆力」の無さ

この人を見ていてまず思うのは、その「幼児性」です。田中角栄を政治の師と仰ぐと言われますが、以前、本メルマガで、秘書官として田中角栄と一緒に「列島改造論」をまとめ上げた小長啓一さんから直接伺った田中角栄の話を紹介したかと思います。

【関連資料】政治のリーダーシップ – 田中角栄氏を偲びながら -(小長啓一)

小長さんは、角栄の「構想力」「交渉力」「決断力」「実行力」「説得力」「人間力」は群を抜いていたと絶賛していました。このどれをとっても、石破氏は持ち合わせていません。

その角栄は、どんなに批判されても、「政治家は悪口を言われるのが商売」と泰然としていましたが、石破氏は批判を悪口と捉え、ひどく気にして周囲に「なぜ悪口ばかり言われるのか」とボヤいているそうです。「胆力」がないのでしょう。

長期化する異常な物価高に対してもまったく無策で、消費税減税は頑なに拒み、露骨な選挙対策的少額給付を誇らしげに打ち出す姿は国民の反発を招く一方で、批判が高まるのは当然です。

そもそも、「政府として現金給付を検討している事実はない、そのような財政状況にはない」と6月11日の党首討論で断言しておきながら、その翌々日には給付を宣言しました。田中角栄は、「約束したら必ず守れ、出来ない約束はするな」とも言っていましたが、これは「嘘をつくな」という教えでしょう。しかしこれでは、石破氏の発言を信じる人など誰もいなくなります。

また、先ほども触れましたが、石破氏は「疲れている」とか「寝ていない」といったボヤきが多く、それだけでもリーダーには不向きです。さらに、「楽しい日本」というスローガンを掲げながら、終始楽しく無さそうな仏頂面をしているのもリーダー向きではありません。

上に立つ人物は、普段の表情にも責任を持たねばなりません。いつも不機嫌そうに人を睨みつけるような目つきで、口をへの字にしているようでは、やはりリーダーとして失格です。

「ボッチ」「コミュ障」などとも揶揄される外交能力の欠如

致命的なのは、外交がまったく出来ないことです。G7などでも、各国首脳とにこやかに談笑するような姿はほとんど見られず、そのような場でも一人で着席してスマホをいじっているような光景が目につきます。「ボッチ」「コミュ障」などとも揶揄されますが、たとえ社交が苦手であっても、一国のトップになった以上、社交的に振る舞うのは義務です。

G7のような場では、セレモニーのような「会議」よりも、休息時間などでの各国首脳との「雑談」の方がむしろ重要とすら言えます。直接フランクに対面することによって人間関係を作り、その後はいつでも電話一本で話が出来るようにしておかねばなりません。

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

登録はコチラ

print
いま読まれてます

  • 致命的な外交能力の無さ。“ボッチ”石破をトップに戴く自公政権を参院選で終わらせるべきこれだけの理由
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け