彼女の嘘は浮気の証拠?探偵が直面した「婚約者」の異常な執着

 

読者の皆さんも察しがつくと思いますが、おそらく依頼者さんは毎日のように「今どこにいる?写真を送って」と連絡を取っているのでしょう。

次の調査時、依頼者さんから「彼女はもう帰宅したはずだ」と連絡がありましたが、実際には彼女はまだ居酒屋で同僚たちと飲んでいる真っ最中。

これは明らかな嘘です。

調査を続けた結果、特定の男性と付き合っている気配はなく、度々依頼者に嘘をついていることが分かりました。

嘘の内容は、「もう帰宅した」「実家にいる」といったもの。

これは、依頼者さんから「どこにいる?」「写真送って」と頻繁に尋ねられるのが嫌で、相手を煙に巻くためについた嘘であることは間違いない。

結論、こういった状態であるならば、‘’本当に婚約しているのか‘’が疑わしい状況。そもそも本当に付き合っているのか?これが付き合っていなかったら、‘’付きまとい‘’の調査になってしまう。

3日間の調査で浮気の証拠はなく、「白(クロではない)」と判断して報告したところ、依頼者さんは納得せず、「嘘をついているのは男がいる証拠」として、さらに追加調査を希望されました。

紹介して頂いた弁護士さんにも相談したところ、「付き合っているのは間違いないが、婚約は正直わからない」とのこと。

これ以上調査を続けると、ストーカー的行為となる可能性もあるため、事情を説明し、調査は中断しました。

もしこれが付き合っていない男女(例えばキャバ嬢と、キャバ嬢にハマっている男性)の調査をしてしまったら、完全にストーカーの手伝いをしてしまうことになります。

最初に見抜かなければ危険。改めて、依頼者さんを見る目は鈍らせてはいけないなと感じました!

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image by: Shutterstock.com

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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