AIでも宇宙開発でもない?世界の頭脳と富が集まるシリコンバレーで話題をさらう「死ぬな教」教祖の“サプリ100錠”生活という異常な日常

 

かかる金額は年間3億円。ブライアン・ジョンソンの「死なない」生き方

ジョンソンは、年間3億円以上をアンチエイジングに投じているらしい。 その日常を紹介しよう。

何より重要なのは「睡眠」だという。物音で睡眠を妨害されないよう特殊な音波を流した寝室で、夜は必ず20時半に就寝、8時間34分の睡眠をとって朝5時に起床。アラームを使うと脳に悪影響があるとかで、自然に目覚めるらしい。

起床すると、まず日光浴と同じ効果が得られる、紫外線カットの特殊な光を3分間浴び、3錠のサプリメントを飲む。

次に、育毛を促進させる312個のLEDが仕込まれたキャップを6分間かぶり、遺伝子情報から導き出した液体を頭皮に塗布。

そして、副交感神経を優位にさせる電極を耳につける。

5時25分、クロレラ粉末やアミノ酸などを水で溶かしたドリンクで、54錠のサプリメントを飲む。

5時30分、自宅ジムで35種類の激しいトレーニングを1時間。

6時45分、プロテインと11錠のサプリメントを飲む。

その後は、30分おきに5分間の運動をしながら仕事。

9時00分、ボウル一杯の野菜や豆を、足を前後に開脚ストレッチさせた状態で食べる。

食後は、電気筋トレマシンを腹部に当てて、30分で2万回の腹筋運動。

身体の治癒力を高める赤外線マシンで、12分間赤外線を照射し、聴力回復ヘッドフォンを装着。

11時00分、昼食としてボウル一杯の野菜と、謎のペースト状のものを開脚した状態で食べて、34錠のサプリメントを飲み、この日の食事は終了。翌朝まで何も食べない。

摂取している食糧、サプリメントは、月間750万円かけて成分調査が行われており、少しでも有害成分が含まれるものは排除しているという。

午後は、血液採取、全身超音波検査、マイクロカメラの入ったカプセルを水で飲み込んで腸内撮影を行い(1回500万円)、陰茎への衝撃波療法、胸腺若返り術、肺の老化細胞除去療法、幹細胞注射、血漿注射などを受ける。

夜には5種類の歯磨きグッズで口腔ケアを行い、ミトコンドリアを若返らせるジェルを塗布、必ず20時半に就寝。そして8時間34分眠ったら、自然に5時に目覚めてまた同じ日課をくり返す──。

1日100錠以上のサプリメントを飲み、必死に「死なない」ための日課をこなすこの生き方、なにが楽しいのか私にはまったく理解できないが、アメリカ人の中にはジョンソンに共感する人々や嫉妬する人々は多いらしく、本人は大真面目で、メディアの取材にこう語っている。

「Don’t Dieは、民主主義や資本主義、キリスト教、イスラム教などと並ぶ人類全体のイデオロギーになります。身体こそ神なのです」

泉美木蘭さんも寄稿する『小林よしのりライジング』

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