LiはBEV3車種で月販2万台
と、言うのも、この情報が出される数日前、Liは初めての30万元以上SU BEV「理想i8」について、9月にもしかすると月販1万台に達すると宣言。
今後も月販6,000台を確保していく、としていた。
50万元を超えるMP BEV「理想MEGA」は月販3,000台で安定的に推移しつつあり、9月発表予定の理想i8より一回り小さい「理想i6(まだ未発表だが、おそらく20万元台)」は月販1万台を予測していた。
つまり、Liの3車種のBEVでも月販2万台いくかどうか、という水準である。
NIOやファーウェイも
同じタイミングでNIOはフラグシップ3列SU BEV「eS8」を発表、定価は40万元台だが、バッテリーをサブスクにするBaaSだと、Model Y Lや理想i8を下回ってくる。
とはいえ、今までの実績からNIOが単一モデルで月販1万台を超えることは考えづらい。
NIOは最近、ONVOの3列SU BEV「L90」が単独で月販1万台突破、というのを喧伝しているが、L90は定価20万元台であり、BaaSだと実に10万元台となるもの。
また、ファーウェイ「鴻蒙智行(HIMA)」問界(AITO)の、すでに最大の売れ筋になっているSU REEV「M8」も、BEV版の販売を開始している。
いかにファーウェイブランドとは言え、SU BEV「M8」が月販1万台をクリアしてくる、というのは少し考えづらい。
1日の注文1万台の異常さ
Model Y Lの1日あたり注文数1万台近くというのがいかに異常なのかがよく分かるだろう。
中国および世界でも販売減が加速していたテスラ、それは業績にも直結しており、厳しい局面に立たされている。
しかし、このModel Y Lの人気が本物であれば、テスラの中国販売はもとより、業績そのものの改善にもつながる可能性がある。
Model Y Lは中国AIも取り込み、今後もより中国特化が進むと思われるが、それと比例するように中国での人気も高まるか。
テスラ復権の象徴にもなりそうなModel Y Lの今後の状況は注視せざるを得ない。
出典: https://auto.gasgoo.com/news/202509/4I70432732C501.shtml
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