HUMAIN AI PCは単に売るだけでなく、サブスクリプションモデルで稼いでいくという。また、教育現場には無料で配る。
HUMAIN AI PCはSoCにSnapdragon X Eliteを使っているとあって、今回のイベントに出演したようだ。
しかし、タレック・アミン氏は本来ならばクリスチアーノ・アモン氏とトークするはずであったが、一方的にしゃべりまくっていて、アモン氏が困惑の表情を見せ、時計をチラチラと確認している姿が印象的であった。
30分間、目が血走るほどにHUMAIN AI PCを語るタレック・アミン氏はこの事業に本気で取り組んでいるのだろう。
その熱意が十分に伝わってくる一方で、「オープンRANは諦めたのか。結局、放り出してしまったのかな」と見ていてちょっと悲しくなってしまった。
確かに思った以上に世界でオープンRANが普及している感じはしない。時間がかかっているうちに、エリクソンなどの既存ベンダーによる「守り」が固まってきたように見える。
業界内では「タレック・アミンは、楽天シンフォニーに見切りをつけて、辞めたのではないか」なんていう人もいた。まさに、これまで頑張ってきた楽天シンフォニーは見事にはしごを外されたのか。
いま、タレック・アミン氏が携帯電話ネットワークではなく、サウジアラビアでAI企業のCEOを熱心にやっているのを見ると「キャリアビジネスよりAIのほうが儲かる」という判断をしたのではないか、と穿った見方をしたくなってしまう。
残された楽天シンフォニーが不憫だ。
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