しかも事件が多発していた時期、駐カンボジア韓国大使館は大使が不在の状態だったことまで明らかになり国民の怒りは頂点に達している。
結局、政治の場でも対策が進められている。共に民主党のパク・チャンデ議員は、在外公館の役割を単なる「通報受付窓口」ではなく、危険を事前に察知し、積極的に対応する機関へと変えるための「領事支援法」改正案を提出した。
さらに、毎年、在外公館の人員や予算が十分かどうかを評価し、翌年に即反映させる制度も盛り込んでいる。「人員や予算が足りなくて国民を守れなかった」という言い訳が二度と出ないようにするためだ。パク議員は「在外韓国人保護のためのゴールデンタイム確保に全力を尽くす」と述べ、制度改革の緊急性を強調した。
カンボジアで拷問の末に22年という短い生涯を終えた青年の悲劇は、私たちすべてに重い課題を残した。海外にいるという理由だけで国家の保護を受けられないとしたら、国民はいったい誰を信じ何を頼りにすればいいのか。この瞬間にも、世界のどこかで別の「B氏」が恐怖に震えながら救助の手を待っているかもしれない。
「牛を失ってから牛小屋を直す」という諺が韓国にはあるが、今回は二度と牛を失わないよう、しっかりした「牛小屋」を作らなければならない。若くして異国の地で無念の死を遂げた故人のご冥福を祈る。この痛ましい死が無駄にならないよう、今回の事件をきっかけに、在外韓国人保護システムが根本から生まれ変わることを願ってやまない。【ネットサイト(kGnニュース)コラムベース】
この事件は捜査がはじまったばかりだ。去年だけで200件以上、今年だけで300件以上の通報があるという。かなり深刻だ。韓国外務省が公式コメントをはじめて発表したのだがそれも国民の公憤をかっている。「事件に巻き込まれた人の中には加害者もいるようだ。」こんなコメントを第一声で言ってのけたのだ、韓国政府が。人の心があるのか。
カンボジアの韓国大使館はなにもやってくれないから逃げ込むなら日本大使館に行けという話まであるという。ある日の未明、命からがら逃げてきたのに門が閉まっていて警備員が「職員が来る時間になったらまた来い」と言ったという。捕まったら命が危ないというのに「また来い」だと。狂ってしまったのか韓国政府は。
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