【データ発想源】「バレンタインに聴きたい曲」で分かるあなたの世代とマーケティング法

弘中勝© Miroslava Hlavacova - Fotolia.com
 

「バレンタイン・キッス」と「チョコレイト・ディスコ」

『ビジネス発想源 Special』第228号より一部抜粋

★KADOKAWAが今年1月に10~30代の男女954人に行なった、「バレンタインに聴きたい曲」調査。

▼バレンタインに聴きたい曲
1位:チョコレイト・ディスコ/Perfume
2位:バレンタイン・キッス/国生さゆり
3位:バレンタイン・キッス/テニスの王子様
4位:Bittersweet/嵐
5位:恋するフォーチュンクッキー/AKB48
6位:チョコの奴隷/SKE48
7位:Love so sweet/嵐
8位:バレンタイン・キッス/渡り廊下走り隊7

2月14日はバレンタインデー。周囲の人に聴いても、バレンタインをイメージする曲と言えば、ある一定の年齢層から突然、国生さゆりの「バレンタイン・キッス」とPerfumeの「チョコレイト・ディスコ」にぴったりと分かれます。これはなかなか興味深い。

ということは、バレンタイン商戦の時に若者向けなのに自分のイメージで国生さゆりの曲を流してしまうなんてかなりオッサン・オバサンの部類ですからね。こういう時は自分の感覚でやっていてはいけません。

でも「バレンタイン・キッス」のすごいところは、それをまた同じ秋元康プロデュースの渡り廊下走り隊7やアニメのキャラクターソングなどにもカバーさせて、若い人たちも皆「何となく知ってる」というところ。

卒業のイメージソングは多いのに、バレンタインの曲はまだ全然ないので、チョコレイト・ディスコのように、バレンタインというよりチョコレートを題材に歌った歌が、これからどんどんランクインしていくのでしょう。

テレビ番組でも、コーヒーの場面には「コーヒールンバ」、自転車の場面では「Bicycle Race」が使われたりと、それをイメージする曲は延々と使われていくもの。今後も「大掃除◯◯」とか「スマホ◯◯」とか、そのシーンやモノを象徴する曲が、ずっと使われていき後世まで親しまれるようになるのかもしれません。

 

『ビジネス発想源 Special』第228号より一部抜粋

著者/弘中 勝
読者数10万人のメールマガジン『ビジネス発想源』の著者。全国の企業にマーケティングを指導している。研修・講演等実績多数。著書に『会社の絞め殺し学』(祥伝社)、『アイデアひらめくビジネス発想源』など。
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