社長が生成AIにハマり、生成AI活用推進プロジェクトリーダーにさせられました。どうすればいいですか?

 

並行して、顧客ニーズの把握、整理や在庫管理、売上計画などで生成AIを使って役に立つシステムの開発を進めます。

これは二手に分かれて進めます。

1組は、外部のサービス、ベンダーなどを使ってすぐにも使えるサービスを見つけ、試験導入するチーム。

2組目は、内部でバイブコーディングで頑張って開発するチーム。こちらは他社でバイブコーディング仲間を作り、どんどん意見交換、情報交換をしていく必要があります。というのは、バイブコーディングはシステムが少し複雑になると全く前に進めないこともよく起きるからです。

それへの対策はコンテクストエンジニアリングと呼ばれ、LLM(大規模言語モデル)の記憶の悪さ、特性に配慮して、うまく動くようにアレンジしながら進める方法ですね。これなども、仲間とやりとりしたほうが確実に何倍ものスピードで進めることができますので、やらない手はありません。

こういった形でできるところからどんどん成果を出し、多くの社員が恩恵をこうむるようになると、急激に機運が盛り上がっていきます。

最初からあまり心配することはありません。

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ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター 東大工学部卒業後、コマツにてダンプトラックの開発に携わる。スタンフォード大学大学院に留学し機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。ソウルオフィスをゼロから立ち上げるなど、14年間活躍。その後、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業し、ベンチャー共同創業・経営支援、大企業の経営改革、経営幹部育成、新事業創出に取り組む。韓国、シンガポール、インド、ベトナムなどの企業を支援。 著書に 『ゼロ秒思考』 『速さは全てを解決する』 『瞬時に切り返す会話術』 『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』 など、国内27冊、海外30冊、合計138万部超。 内外での講演多数。東京大学、早稲田大学、電気通信大学、北陸先端科学技術大学院大学講師を歴任。

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