<糖類ゼロ>
チョコレートなどで、よく「糖類ゼロ」とうい表示があります。
具体的には砂糖、ブドウ糖、果糖が含まれていないという意味で、ほとんどの場合、「マルチトール」が甘味料として使用してあります。
マルチトールは糖アルコールの一種ですが、砂糖の半分から9割くらい血糖値を上昇させるという報告もあるので、糖質制限的には「マルチトール」はNG食材です。
とくに、糖尿病の症状が進んでいる人は、普通に血糖値が上がることが多いので要注意なのです。
つまり糖類ゼロという表示は、糖質制限的には、ほぼNGと考えた方がよいです。
<糖質に関する規程>
糖質の定義は「炭水化物-食物繊維」です。
糖質ゼロと糖質オフ。
(1)糖質ゼロ表示できる基準として、
「糖質ゼロ」:食品100gあたり0.5g未満の糖質。
「糖質ゼロ」:一般に飲用の液体では100mlあたり0.5g未満の糖質。
(2)糖質オフ表示できる基準として
「糖質オフ」:食品100gあたり5g以下の糖質。
「糖質オフ」:一般に飲用の液体では100mlあたり2.5g以下。
結論としては、
基本的に、「糖質ゼロ」「カロリーゼロ」なら、まず糖質制限OK食品です。
一方、糖質ゼロ表示でも、100gあたり、0.4g以下の糖質が含まれている可能性がありえることも知っておく必要があります。
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