3月19日に「平和評議会」への参加を命じられる日本
こうした流れの中、この日本はどんな塩梅かと言えば、表向きは「様子見」のテイを取りつつも、水面下では大久保武ガザ再建支援担当大使の派遣が決まっていて、どんなことがあってもトランプの機嫌だけは損ねないようにと用意周到です。そして、トランプからの直々の招待にデート気分で訪米した高市早苗首相が、3月19日の日米首脳会談で「平和評議会」への参加を命じられ、それを二つ返事で了解してピョンピョン跳ねてハシャギまわれば、トランプの計画もひとまず一段落となります。
その結果、日本は、トランプの計画通りに船出したトランプの個人的組織「平和評議会」に対して、加盟金という名目の10億ドルと、ガザへの搬出金という名目の分担金を数十億ドル、合計数千億円もの上納金を差し出すことになるのです。そして、また新たな権力を手に入れたトランプは、ガザのことなど二の次で、すぐにイランなどへ「平和評議会」として軍事介入し、この国際組織がガザ以外の紛争地にも介入できるのだという既成事実づくりに走るのです。
そうなった場合、今回の初会合に「オブザーバー参加」した国々はサッと身を引くことができますし、「ガザに限定して」と念を押した上で参加したEUもシレッと逃げることができます。しかし、トランプの命令で正式に参加した日本は、もはやトランプと一蓮托生なのです。
現時点の日本は、トランプ専用のATMとして言われるがままにカネを出し続けるだけで済みますが、もしも今後、スパイ防止法が導入されて国民の口が塞がれ、憲法が改悪されて自衛隊の位置づけが国軍に変われば、トランプの私兵に成り果てた米軍の下部組織として、自衛隊はイランへの空爆作戦やグリーンランドの強奪作戦にも駆り出されることになるかもしれないのです。
ま、それでも日本の有権者が選択した「日本の形」がこれなのですから、今さら何を言っても仕方ありません。あとのことは自民党と日本維新の会に投票した皆さんにお任せして、あたしは週末の競馬の予想にでも集中したいと思います。
(『きっこのメルマガ』2026年2月18日号より一部抜粋・文中敬称略)
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