トランプに切り捨てられるという不安妄想。欧州各国が「プーチンと直接話さなくてはならない」と言い出した理由

 

これまで以上に鮮明になりつつあるアメリカのロシア寄りの姿勢

その関係者たちが掲げた拳を下すタイミングを逸している状況においてアメリカは、もしかしたらイランに圧力をかけることができるプーチン大統領にイランを抑止しつつ、関係が深まってきているアラブ諸国に対しても影響力を駆使してもらいたいと願い、水面下で米ロ間の対話を活発化させているのかもしれません(実はMSCにおいても、米ロがいろいろと協議しているのを目にしましたのでこのような想像をしてみたくなりますが、あくまでも私の希望的観測も混じっていますので、ここで但し書きしておきます)。

この米ロ間の接触と並行して、ロシア・ウクライナ戦争の“停戦”に向けた協議が継続していますが、ここではロシア・ウクライナ双方の代表が直接協議を行い、そこに仲介役として米国の代表が参加するという形式上は和平協議が淡々と進められているように映りますが、実際にはアメリカのロシア寄りの姿勢はこれまで以上に鮮明になっており、ウクライナ側がアメリカの提示する領土割譲案に抵抗する姿に苛立ちを隠さなくなってきており、このままではトランプ大統領とプーチン大統領がアラスカで首脳会談を行った際に欧州各国とウクライナが抱いた恐れ、つまり【ウクライナと欧州抜きで米ロがウクライナの運命を決するという最悪のシナリオ】が現実のものとなってしまうかもしれません。

もしそのようなことになると、どのような事態が生まれるか?――(メルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』2026年2月20日号より一部抜粋。全文をお読みになりたい方は初月無料のお試し購読をご登録下さい)

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