安倍晋三氏の嘘に端を発した国家ぐるみの「殺人事件」
あたしの感覚では、上司からの酷いパワハラが原因で部下が精神疾患を経て自殺してしまった場合、それは「殺人」になります。たとえば、元首相の安倍晋三が保身のためについた嘘が原因で、上司から公文書の改竄を指示され、犯罪に手を染めてしまった自責の念によって自らの命を絶ってしまった財務省近畿財務局の赤木俊夫さんなどは、完全に「殺人の被害者」だと思います。
だからこそ財務省が公開している通称「森友文書」は、肝心の「誰が赤木さんに改竄を指示したのか」という肝心の部分が真っ黒に塗られて読めないようになっているのです。それが分かったら「殺人事件」と同義の凶悪事件になってしまうからです。
この問題では、事件発生当初、最高責任者である財務大臣だった麻生太郎は「そのような文書はない」と大嘘をつきました。そして、愛する夫を奪われた赤木雅子さんが必死の思いで「文書公開」まで辿り着いたと思ったら「肝心の部分はすべて黒塗り。ここまで来ると、もはや「組織犯罪」です。
しかし、昨年12月に公開された5回目の「森友文書」の中には、財務省の当時の理財局長だった佐川宣寿が、近畿財務局の職員らに送ったメールの本文が、黒塗りし忘れたのか、そのまま残っていたのです。そして、そのメールには、国有地を森友学園側に売却した時の決裁文書の内容を大幅に改竄するように、具体的な指示が書かれていたのです。
そして、今年3月3日、6回目の「森友文書」約2万8,000ページが公開され、現在、その解読が進められています。もちろん重要な部分は相変わらずの黒塗りですが、それでも公開された部分を丁寧に繋ぎ合わせていけば、この「虫食い算」は必ず解けるとあたしは信じています。その結果、赤木さんに改竄を指示した上司の名前が明らかになれば、その人物を法廷に引きずり出し、赤木さんを死に追いやった「殺人犯」を特定することができるのです。
どんなにこの問題が風化して世の中の人々の興味が失われてしまったとしても、あたしは今後も主犯の名前が明らかになるまで、この国家ぐるみの「殺人事件」に注視していきたいと思っています。
(『きっこのメルマガ』2026年4月15日号より一部抜粋・文中敬称略)
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